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【競馬・ボート】

あるぞ復活走 エリンコート クイーンS

2012年7月25日 紙面から

 「第60回クイーンS」(GIII・29日・札幌・芝1800メートル)の登録馬の中で、唯一のGIウイナーがエリンコート。昨年のオークス以来、全く結果が出ていないが、毛づやが良くて体調は決して悪くない。不安を抱えている腰の状態も、調教メニューを変えたことで良化気配。昨年のオークス以来となる復活Vを目指す。

 曇天の函館でもはっきりと分かるほど、毛づやがピカピカに輝いている。オークス馬のエリンコートは、先週金曜に、栗東から北の大地へと輸送してきたばかり。しかし、よほど状態がいいのか、馬体の張りが良く、長い旅路による疲労感は全くうかがえない。

 「もう輸送は慣れたものだからね。こっちは寒いくらい涼しいが、それはいいこと。見ての通り、体調はいいよ」と黒田助手は目を細める。休み明けの前走をたたいて、順当に出来は上向いているようだ。

 その前走のマーメイドSは7着。道中でトモを落としてしまうシーンが見られ、力を出し切れなかった。そこで前走後に調教方法をチェンジ。不安の残る腰に負担を掛けないよう、坂路入りをやめて、コースでの調整に変えた。

 「まだいいころの腰の状態にはないけれど、徐々に良くなっている。前回よりいいのは確かだよ」と黒田助手。体調がいいのは、坂路調教をやめたのと無関係ではない。

 近走は不振続きだが「どこかできっかけをつかみたいし、どこかで復活をさせたいと思っている。コースで調教している効果が出てほしいね」と黒田助手は変わり身を願う。昨年のオークス馬であり、今回のメンバーでは唯一のGI馬。近走が不振だけに人気は落ちているが、今の雰囲気なら軽視は禁物だろう。 (函館取材班)

 

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