YouTubeのオリンピック公式チャンネル
2012年8月12日に終幕となったロンドンオリンピックだが、インターネット上で開会式から閉会式まで動画で振り返ることができる各種のサービスが注目を集めている。動画共有サイト「YouTube」のオリンピック公式チャンネルや、NHK、民放各社のアーカイブなどが無料で利用可能だ。
ロンドン大会で日本代表選手団は金7、銀14、銅17と合計38種目でメダルを獲得し、2004年アテネ大会の37種目を上回る史上最多記録となった。8月20日には、東京で日本代表選手団メダリストパレードも開かれる予定。この週末は日本代表選手の活躍を動画アーカイブなどで振り返る良い機会だ。
開会・閉会式、全競技の動画を見られる「Official Olympic Channel」
YouTubeのオリンピック公式チャンネルでは国や競技で動画を絞り込める
国際オリンピック委員会(IOC)のYouTube公式チャンネル「Official Olympic Channel」は、ロンドン大会のコーナーを設けている。開会式、閉会式の動画をはじめ、各競技のハイライトや完全録画を掲載している。画質はいずれも最低240pから最高1080p(HD)まで選択できる。
動画はキーワード検索が行えるほか、国別代表や種目を指定して絞り込むことが可能だ。2000件以上の動画が上がっているが、一部の試合については絞り込み検索時に見つからない場合がある。
IOCはこのほかにも公式サイトでロンドンを含め歴代38大会の記録動画をアーカイブとして掲載している。こちらは各大会の名シーンを中心に掲載しており、ロンドン大会については123件の動画を閲覧可能だ。
これに加え日本オリンピック委員会(JOC)もYouTubeの公式チャンネルで日本代表選手のメダリストに対するインタビュー動画を掲載している。
NHKや民放各社もアーカイブを公開
民放各社による特設サイトではカレンダー形式で動画を視聴可能
日本でもNHKがロンドン大会の特設サイト(関連記事)で、日本代表選手の活躍を中心に動画のアーカイブを公開している。日本語で検索ができ、競技、種目のほか選手名などでも絞り込みが行える。また一部の動画には日本語の解説が付いている。
民放各社によるオリンピックの特設サイトでも日本語解説の付いた動画を視聴できるようになっている。競技ごとに動画を一覧でき、メダル獲得選手のインタビューなども振り返ることができる。これに加えカレンダー形式で、大会期間の各日にあった試合を閲覧できるようになっている。こちらは2012年9月11日まで利用できる。
ロンドンパラリンピックも間もなく開幕
パラリンピックのネット中継も開始する
日本でメダリストパレードなどが催される一方、オリンピック閉会後のロンドンでは、2012年8月29日から障害者を対象とした競技大会パラリンピックも開かれる。日本からは選手135人が参加する予定だ。
主催する国際パラリンピック委員会(IPC)が公式サイトでインターネット中継を行うほか、IPCのYouTube公式チャンネルもロンドン大会に向けたデザインに刷新している。
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(植木 皓=ニューズフロント)