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沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)に上陸して活動家14人が強制送還となった香港の団体「保釣(ほちょう)行動委員会」の幹部、陳裕南氏は、10月にも再度上陸を目指す考えを明らかにした。香港公共ラジオ(電子版)が18日伝えた。また、抗議船に記者が同乗した香港のフェニックステレビは、日本の海上保安庁の巡視船との攻防を撮った映像を放送。巡視船に向かってブロック片のようなものがぶつけられる様子などが映っていた。
尖閣諸島・魚釣島への上陸の司令塔役だった陳氏は、香港から指揮した。同氏は、抗議船の上陸阻止に当たった日本の海上保安庁の巡視船は、抗議船に2、3回しかぶつかってこなかったと指摘。魚釣島に約9キロまで近づいた時点で、多くの巡視船が離れていったため、抗議船の活動家らは上陸の機会があると思ったという。
日本政府は、負傷者を出さないよう「強硬手段は用いない」との方針を決めていた。陳氏の説明通りであれば、巡視船側の動きは日本政府の方針に基づいたものとみられる。しかし、活動家たちに「なめられて」しまった可能性は否めない。
香港帰還後に英雄扱いを受けた彼らは、10月に再上陸するつもりだという。10月1日は中国の建国記念日にあたり、愛国心が高まる時期を狙っての発言とみられる。
ただ、今回は中国の意向を受けた香港政府が、活動家らが尖閣諸島へ向かうことを事実上容認したが、今後は不透明な情勢。実際に出港できるかどうかは、今後の日中関係の状況をみて、中国政府がどのような姿勢を取るかに左右されそうだ。
また香港のフェニックステレビは18日、抗議船と日本の海上保安庁の巡視船との攻防を撮った映像を放送。同テレビは記者を抗議船に同乗させていた。
映像では、抗議船が同諸島の魚釣島の浅瀬に乗り入れると、旗を持った活動家らが海に入り、島に向けて泳いでおり、島の上には多数の日本側の当局者が映っていた。
巡視船数隻が並走したり、抗議船に向けて激しく放水したりする場面も。抗議船の真横に付いた巡視船に対して、ブロック片のようなものがぶつけられる様子も映っていた。
一方、民主党の前原誠司政調会長(50)は18日の読売テレビの番組で「映像を撮っているのであれば、国民に事実を知らしめるべきだ」と海上保安庁による事件対応のビデオ映像公開を促した。これに対し、藤村修官房長官(62)は「今後の領海警備に支障が生じる可能性が高い」と否定的な考えを示している。
(2012年8月19日06時02分 スポーツ報知)
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