メンバー全員が10代で若さが魅力のHKT48が拠点とする福岡市のHKT48劇場。昨年11月の公演デビューからわずか9カ月で劇場を去る【拡大】
“指原効果”で注目度を上げた若き姉妹グループから突如、将来を嘱望された5人のメンバーが姿を消すことになった。
HKTの公式ブログでこの日、チームHに所属する菅本、谷口、古森、研究生の江藤彩也香(14)、仲西彩佳(16)の計5人の活動辞退を発表。AKBグループの運営事務局によると、5人から「一身上の都合により、HKT48メンバーとしての活動を辞退したい」という申し出があり、同日付で運営側が受理した。
5人は昨年7月にオーディションで合格したHKTの1期生。指原に次ぐ年長の菅本は「ゆうこす」の愛称で知られ、ベビーフェースと豊満なボディーでグラビアでも活躍。研究生ながら人気が高かった江藤は6月の「第4回選抜総選挙」中間発表で62位に入り、9月18日の「第3回じゃんけん大会」の本戦出場を決めたラッキーガールとして注目されていた。
グループともども知名度を上げていた有力メンバーが含まれ、AKBグループで一度に5人も活動を辞退するのは異例。
古森を除く4人はAKBの全姉妹グループがファン交流に活用する「グーグルプラス」の更新を14日を最後にしておらず、15~16日の福岡市での劇場公演も休演した。
古森は16日に、グーグルプラスに自身の卒業をほのめかしながら、「芸能界の世界が恐ろしいのも知りました。人って簡単に信じちゃだめなんだね」などと意味深な書き込みを載せた。この文章は数分で削除されものの、ファンの間では憶測が飛び交っていた。
運営側は活動辞退の理由について「全員が同じではないが、詳細はお答えできない」と説明。AKBは個人で芸能事務所に所属するメンバーが多いが、5人を含む姉妹グループのメンバーはほとんどがグループの運営会社に所属。個人での所属先を持たないだけに当面の活動は困難になったが、まだ10代だけにソロ転向などを目指す可能性もありそうだ。
(紙面から)