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【茨城】運動会前に校庭除染 取手7小中学校で本格化
秋の運動会シーズンを前に取手市内の七小中学校で校庭の除染が本格化している。「市放射性物質除染作業実施計画」に基づく第一弾で、運動会に間に合わせるため今月末までに作業を終える予定。 作業では、校庭の表土を重機で深さ約五センチまで削り取って袋に詰め、校庭脇に掘った穴に埋め一時保管する。取り除いた跡には新しい土を入れて整地する。校庭の隅の植え込みや駐車場、通路などは手作業で除去する。 七小中学校では、PTAなどの協力ですでに除染を行ったが、再度、空間放射線量を測定したところ、校庭の一部などで比較的高い値を示したため、先行して作業を実施した。 残りの十七小中学校でも、作業計画ができ上がった学校から、校内行事などと調整しながら順次着手し、本年度中の完了を目指す。 今回の除染作業の対象は小中学校二十四校と保育所など計二十九施設で総事業費は十四億円を見込んでいる。 市は除染後の放射線量の目安を毎時〇・二三マイクロシーベルト未満としている。 (坂入基之) PR情報
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