韓国 ＦＩＦＡに偶発的事故と報告

8月17日 21時11分

ロンドンオリンピック、サッカー男子の３位決定戦のあと、韓国の選手が竹島の領有を主張するメッセージを掲げた問題で、韓国のサッカー協会の幹部は、ＦＩＦＡ＝国際サッカー連盟に対し、「計画的なものではなく、偶発的に起きた事故だ」と報告したことを明らかにしました。

この問題は、今月１０日に行われたロンドンオリンピック、サッカー男子の日本対韓国の３位決定戦のあと、韓国のパク・チョンウ選手が、竹島は韓国の領土だと主張するメッセージを掲げたもので、ＩＯＣ＝国際オリンピック委員会が、政治的な主張はオリンピックと相いれないとして調査しています。
これについて、韓国のサッカー協会のキム・ジュソン事務総長は、ＦＩＦＡ＝国際サッカー連盟への報告を終えて、１７日午後、帰国し、記者団に対し、「事前に計画したものではなく、あらかじめ準備したものでもない。偶発的に起きたことを明確に説明してきた」と述べ、事故だったという立場を伝えたことを明らかにしました。
ＦＩＦＡ側の反応については言及を避けました。
ＦＩＦＡは、今後、委員会を開いて韓国の報告内容を検討し、それに対する見解をＩＯＣに伝達することになっています。