大阪桐蔭 済々黌に勝利8月18日 14時30分
夏の全国高校野球、10日目の第2試合は、大阪桐蔭高校が熊本の済々黌高校に6対2で勝ち、ベスト8に進みました。
大阪桐蔭は1対1の4回、9番の澤田圭佑選手と1番の森友哉選手の連続ホームランなどで3点を勝ち越し、その後も追加点を奪いました。
これに対して済々黌は、9回に連続ヒットとデッドボールで満塁のチャンスをつくって食い下がりましたが、得点を奪うことは出来ませんでした。
春夏連覇を狙う大阪桐蔭が済々黌に6対2で勝ち、ベスト8に進みました。
済々黌は、終始追いかける展開で流れをつかむことが出来ず、56年ぶりのベスト8進出はなりませんでした。
勝った大阪桐蔭高校の西谷浩一監督は、済々黌高校の応援について「何回も甲子園で試合をしているが、18日はサッカーでいうアウェーだった。先発の澤田投手も相手の大声援に押されたとは思うが、粘り強く投げてくれた」と振り返りました。
また、「3本のホームランを打てたのは選手たちがコンパクトにバットを振った結果だと思う。守備のミスなど課題を修正し、次の試合も勝てるよう準備をしたい」と話していました。
また、4打数4安打の活躍を見せた水本弦選手は、「自分のバットで流れを引き寄せたかった。次の試合も序盤から積極的に攻めていきたい」と話していました。
この大会で初先発し、完投した澤田圭佑投手は、「序盤は力んでしまったが、すぐに気持ちを切り替えた。最後まで投げ切ることができてうれしい」と喜んでいました。
またみずからのワイルドピッチで点を失ったあと、ホームランを打ったことについては、「自分のミスをバットで取り返したかった。素直にうれしい」と話していました。
そして、「このあとも一戦一戦を大切にして、勝ち進んでいきたい」と意気込んでいました。
一方、敗れた熊本・済々黌高校の池田満頼監督は、「大阪桐蔭打線は際どい球を見逃したりファールで粘ったりして、抑えるのは容易でなく、甘く入ったボールを打たれた。予想以上の打線だった」と振り返りました。
そして「今回の甲子園は、すべてにおいて100点満点の出来で、選手たちはよくやってくれた。大阪桐蔭のような打線を抑えるチームをつくり、来年、甲子園に戻ってきたい」と話していました。
2年生エース、大竹耕太郎投手は、「大阪桐蔭打線のスイングの鋭さに驚いた。そして厳しいコースでも打ち返す技術はさすがだった。試合に負けはしたが、力を出し切り悔いはない。来年、またこの場所に帰ってきたい」と話していました。
またキャプテンの西口貴大選手は、「最後まで粘り強く戦えた」と振り返りました。
そしてアルプススタンドからの大声援については「学校の応援がなければ、ここまでくることができなかった。最高の学校です」と感謝していました。
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