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【石川】

「小松かるた会」会員ら 全国優勝 次々手中に

大学代表の部で優勝した本多さん(左)と1回生の部で優勝した太田さん

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大学選手権 本多さん、太田さん

中学選手権 北村さん、川崎君 

 小松市の小松かるた会の会員や卒業生四人が、全日本かるた協会主催の全日本大学かるた選手権大会や全国中学生かるた選手権大会で優勝した。先輩が後輩を指導し、育む同会の環境が全国トップクラスの選手輩出につながっている。

環境充実 先輩が後輩を指導

 大学かるた選手権で優勝したのは、個人戦大学代表の部に出場した立命館大三年本多恭子さん(21)=城北町出身。同一回生の部でも大阪大一年太田知里さん(19)=犬丸町出身=が優勝した。中学かるた選手権では、三年生の部で丸内中の北村春佳さん(15)=丸の内町=が、同二年の部で松陽中の川崎光一朗君(14)=吉竹町=が、それぞれ優勝した。

 小松かるた会では、小学一年から五十代まで幅広い年齢の会員五十人が、年齢に関係なく一緒に練習している。

中学2年生の部で優勝した川崎君(左)と同3年生の部で優勝した北村さん=いずれも小松市芦城センターで

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 川崎君は習い始めた当初は、正座するのも大変だったが、太田さんらが百人一首の暗記方法を教えた。対局後には試合の良しあしを指摘し、相手によって異なる戦術なども指導した。

 小学一年生で入会した本多さんは「多くの人が面倒をみてくれたから強くなれた」と話す。現在は関西に住んでいる本多さんや太田さんも春休み、夏休みなどには小松の練習場に顔を出して、会員たちに稽古をつけている。

 顧問の二口谷喜一さん(81)は「中学、大学とトップ選手が生まれたのはうれしい。これからも石川のかるたの発展に尽くしていきたい」と話している。 (井上真典)

 

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