北九州市:がれき焼却でセシウム基準値以下 「支障なし」

毎日新聞 2012年05月29日 01時07分(最終更新 05月29日 01時45分)

放射能濃度を測るため飛灰のサンプルを採取する検査機関の職員=北九州市門司区で2012年5月25日、内田久光撮影
放射能濃度を測るため飛灰のサンプルを採取する検査機関の職員=北九州市門司区で2012年5月25日、内田久光撮影

 宮城県石巻市の震災がれきを試験焼却し、放射線量などを測定している北九州市は28日、放射性物質が最もたまりやすい粉状の飛灰(ひばい)の放射性セシウム(CS)濃度が、1キロ当たり最大34ベクレルだったと発表した。国が定めるがれきの処理基準(同8000ベクレル以下)や、100ベクレル超を放射性廃棄物とする原子炉等規制法の数値を大きく下回った。北橋健治市長は「人体や農産物に影響はなく、安心できる結果」と述べた。

 これで試験焼却に伴う放射線量などの測定はほぼ終了した。すべて受け入れ前か基準値を大幅に下回っている。市は31日の有識者検討会で受け入れの是非をはかる。

 市は23〜25日の3日間、市内の二つの焼却施設で石巻市から運び込んだがれき約80トンを、一般ゴミ9割に混ぜて燃やした。CS濃度は、環境省の放射能濃度等測定ガイドラインに基づき、焼却した灰や有害物質を取り除くバグフィルター付近の排ガスなどを高性能な放射能測定器にかけて測定した。

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