米民間宇宙船:「ドラゴン」打ち上げ 宇宙ステーションへ
毎日新聞 2012年05月22日 16時50分(最終更新 05月22日 20時01分)
米国の宇宙ベンチャー、スペースX社は22日午前3時44分(日本時間同日午後4時44分)、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を送る無人輸送機「ドラゴン」を、米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から同社のファルコン9ロケットで打ち上げた。ドラゴンは、引退した米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルに代わり、ISSとの間を往復して物資を運ぶ役目を担う。
ISSへのドッキングは25日の予定。成功すれば民間企業が開発した輸送機では初めて。高さ5.9メートル、直径3.66メートルの円筒型。ISSの軌道までなら、日本の無人輸送機HTV(こうのとり)と同じ6トンの荷物を運ぶことができる。宇宙飛行士の食料や衣服などを届け、実験で得られた成果物などの物資を持ち帰る。数年後には有人飛行も可能にしたいという。
スペースX社は米国を代表する宇宙ベンチャーの一つ。ソフトウエア会社経営者が02年に設立、投資家らから資金提供を受けている。NASAも支援しており、同空軍基地内に専用のロケット発射場も保有する。