2012年08月16日

李大統領よ 「天皇謝罪」は悪質記号工作と理解していいのか

李大統領に問う。あなたは「従軍慰安婦」や「天皇の戦争責任」という日本人が日本人であることに嫌悪感を抱かせる言葉を「記号」化し、日本に向けて放ち、自身の政治活動に利用するとともに、在日朝鮮人へ「日本人を思考停止にする工作活動を開始せよ」というメッセージを送った、このように理解していいのか。

従軍慰安婦について調べていたところ、「右翼の正体」というサイトにたどりついた。

<引用開始>
右翼団体が騒音を撒き散らす本当の理由

右翼団体の目的は、騒音をまき散らすなどの迷惑行為によって、愛国者をイメージダウンさせ、日本人の愛国心(国家意識)を低下させることにあります

右翼団体の構成員は「在日コリアン」が占めている

右翼団体の構成員の多くは「在日韓国・朝鮮人」ですが、日本名(通名)を使っているため事件を起こすと、必ず日本人のように報道されます
<引用終了>
http://www.geocities.jp/uyoku33/

別のサイトにはこのような記載もある。

1.工作員 本国からの指令を受けて日本人の頭を叩き抑える為に日本国内の世論誘導・印象操作等の情報工作活動を仕事としてやっている工作員・プロ。

2.在日 やる事は工作員とほぼ同じだが祖国への忠誠心と日本が在日有利になるようにとの思惑からやっている。
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/240.html

まさにシミュラークル(記号の乱反射)の世界である。

元検事の郷原信郎氏は以下のように朝日新聞に記している。
<引用開始>
食の偽装、建築の強度偽装、ライブドア事件、厚生年金記録の「改ざん」問題。取り上げられる事例に共通するのは、コトが表面化した途端に企業、組織がメディアや世の中からバッシングされ、事実や背景、原因は無視される構図だ。「法令遵守」「偽装」「隠蔽」「改ざん」「捏造」バッシングに使われる言葉の数々を、時代劇になぞらえ「印籠」と呼ぶ。
 日本人は「印籠」を出されるとひれ伏してしまう。メディアも世の中もバッシングに加担。思考停止です。
<引用終了>
郷原信郎思考停止社会 お上にゲタを預けてひれ伏すな
2009年4月19日 朝日新聞

「印籠」とは薬などを携帯する小さな容器でるが、人々がひれ伏すのは徳川の紋章という「記号」そのものである。つまり、権力者の放つ「記号」にひれ伏すのである。
「記号」とは、徳川の印籠や、パソコンや携帯電話などのアイコンのように誰が見ても、それが何であるか瞬時に理解させるものである。そして、その理解により「行」を起こさせるのである。まさに、強制的に「知行合一(ちこうごういつ「知ること」と「行うこと、心の働き」は分けられない)させる道具である

藤原正彦著「国家の品格」にはこのように書かれている。
「人間は利益のためなら、いとも簡単に美しい言葉や見事な論理を作り出すのです。」

反対に、「人間は個人の欲望のためなら、いとも簡単に他人を貶める言葉や見事な屁理屈を作り出す」のである。

李大統領は「従軍慰安婦」「天皇謝罪」という強烈な「記号」を用い、日本人の誇りを奪い去る「品格攻撃」に打って出たのである。涙が出るほど悲しい。

日韓関係の悪化は数年間に渡るとの報道もなされている。外交に関する政治家の仕事は、両国のWIN―WINの関係を築き、国民の人格を尊重し合い、国家の品格を高めていくことであると考えるが、李大統領は、自らのWINだけを目指し、両国間を分断させようと企てているのである。

しかし、である。日本は決してピンチではない。反対に大きなチャンスの到来と考えるべきである

ベストセラーになった「国家の品格」のポイントを記す。日本人の品格が試されていると思いながら読んで欲しい。

◇私は愛国心という言葉は、意識的に使いません。手垢にまみれているからです。そのかわりに「祖国愛」と言う言葉を使い、それを広めようと思っています。言葉なくして情緒はないのです。

◇最も中心にあるのは、日本に昔からあった土着の考え方です。卑怯なことはやってはいけない、大きな者は小さな者をやっつけてはいけないといった皮膚感覚の道徳観、行動基準を持っていたのではないかと思います。

◇「卑怯だ」といわれることは「お前は生きている価値がない」というのと同じです。

◇日本の生み出した普遍的価値とは
「もののあわれ」とか、自然への畏怖心、ひざまずく心、なつかしさ、自然への繊細で審美的な感受性といった美しい情緒です。それに加えて武士道精神という日本独特の形です

◇美しい情緒や形は人間としてのスケールを大きくするということです。

◇論理的に筋だけは通っている「論理的に正しい」ものの中から、どれを選ぶか。その能力がその人の総合判断力です。それは、いかに出発点を選択できるか、が勝負です。別な言い方をすれば「情緒力」なのです。

◇美しい情緒は、ささくれ立った心を癒し、暗く沈んだ心に力を与えてくれます。心の安定装置のような役割もするのです。

◇精神に対立が宿る限り、戦争をはじめとする争いは絶え間なく続きます。日本人の美しい情緒の源にある「自然との調和」も戦争廃絶という人類の悲願への鍵となるものです。

◇文化性が高いこと、あるいは国家に品格があるということは防衛力にもなるということです。

◇日本人一人ひとりが美しい情緒と形を身につけ、品格ある国家を保つということは、日本人として生まれた真の意味であり、人類への責務であると思うのです。ここ四世紀間ほど世界を支配してきた欧米の教義は、ようやく破綻を見せ始めました。世界は途方に暮れています。時間はかかりますが、この世界を本格的に救えるのは、日本人しかいないと私はおもうのです。

日本人は、これを機に一層個人の人格と、国家の品格を磨きあげようではないか。

最後にさらに李大統領に問う。李明博という人間には他人や他国を思いやる気持ちはない、国家元首としての品格もない、このように理解していいのか。

posted by M.NAKAMURA at 10:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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