STOMPとは?

STOMPは、1991年にイギリスのストリートから生まれたシンプルなパフォーマンス。
イギリスでは、「最優秀前衛芸術賞」や「ローレンス・オリビエ・最優秀振付け賞」など、
栄誉ある賞を次々に受賞している。
“リズム”という人類共通の感覚を揺さぶるSTOMP は、
国境を越えてヨーロッパ・アジア・ラスベガスなど、世界30ヶ国以上で公演を行い、
観客動員数は、1000万人を超えている。
特に入れ替わりの激しいオフ・ブロードウェイにおいて、1994年から現在に至るまで
異例のロングランを続けているという事実が、STOMPの魅力と人気を物語っている。




1980年代初め、STOMPの総製作を努めるスティーブ・マクニコラスとルーク・クレスウェルが、
イギリスのエジンバラ・フェスティバルでストリート・コメディを披露していた頃に出会い、
ごみ箱や空き缶を叩いて構成した3分ほどのパフォーマンスがSTOMPの原点。
二人はソロ活動期間を経て、1986年に再びバンド「Yes/No People」を結成すると、彼らのステージに賛同した仲間が集まり、1991年夏にSTOMPは誕生した。バンドのステージ用にルークが書き下ろし振り付けた“Bins”が、あるCMで大評判となり、これがSTOMPのダストビン・ダンスの原点となった。
かつて、オリジナル・キャストとして来日、パワフルなパフォーマンスを自らも披露した二人は、
現在もSTOMPの総製作として活躍し、STOMPのクオリティを厳しく見守っている。
かつて来日時にプロデューサーのルークは、STOMPのパフォーマンスについて、“和太鼓”にヒントを得たことを披露。
「10年ほど前にイギリスのエディンバラで日本の和太鼓の演奏を見て、こんなパフォーマンスがしたいと思った」と語った。


  • Brooms

    デッキブラシで床を擦ったり、柄を叩きつけ、サウンドを奏でる。
    身近に聞いている音が心地よいサウンドに変わる。STOMP の代名詞ともいえる演目で、観客からの人気も非常に高い。

  • Bins

    ごみ箱の底やごみ箱のフタをとにかく叩きまくる、大音量で迫力満点のパフォーマンス。
    STOMPのルーツともいえる。

  • Suspension

    ワイヤーで宙吊りになり、壁を蹴りながら看板などを叩きながらサウンドを奏でるパフォーマンス。

  • Hands & Feet

    手足を用いたボディパーカッション。
    観客も一緒にセッションでき、会場全体が一つになる人気のパフォーマンス。