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「旭日旗」禁止措置、一転し撤回 サッカー協会「職員が拡大解釈」
2012.8.18 02:07
[サッカー国際大会]
19日から日本で開催されるサッカーのU-20(20歳以下)女子ワールドカップ(W杯)について、大会の組織委員会(委員長、小倉純二日本サッカー協会名誉会長)が、政治的なメッセージに当たりトラブルの原因となるとして、観戦者の「旭日旗」のスタジアムへの持ち込みをいったん禁止しながら、開幕直前の17日になって撤回していたことが分かった。組織委は「職員による拡大解釈があった」と説明している。
組織委の窓口を務める日本サッカー協会によると、旭日旗の禁止は職員の一存で決定。「政治・宗教的なメッセージと結びつけてはならない」とするFIFA(国際サッカー連盟)の規定を「拡大解釈」(同協会)し、爆竹や発煙筒、電子拡声器などとともに持ち込み禁止物に指定。ホームページを通じて10日、サポーターらに告知した。
ところが16日夜、別の職員がホームページ上の記載に気づき、「禁止はおかしいのではないか」と問題視。検討の結果、17日に同記載を削除したという。
旭日旗については「軍国主義の象徴」として韓国などが強く反発。協会によると、掲出によって出場チームが「プレーしたくない」と言い出して大会運営が難しくなったり、「旗を下げろ」などとサポーター同士でトラブルになったりすることが「過去に何度もあった」(広報)という。
組織委は今後、再検討を行い、サポーターらに持ち込み自粛を要請するかどうかなど、対応を決定するとしている。
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