プレミアリーグきょう開幕！！　史上最多　香川、宮市、李の３人

　イングランド・プレミアリーグの２０１２〜１３年シーズンは１８日、各地で開幕する。今季は、マンチェスター・ユナイテッドのＭＦ香川真司（２３）、アーセナルからウィガンへ期限付き移籍したＦＷ宮市亮（１９）、昇格組のサウサンプトンＦＷ李忠成（２６）と、史上最多の３人の日本人選手がプレー。注目は昨季に、地元のライバル、マンチェスター・シティーに優勝を奪われたマンＵが、いかに巻き返すか。香川の奮闘に期待だ。最終節の来年５月１９日まで、全２０チームがしのぎを削る。　（ロンドン原田公樹）

　香川はプレシーズンマッチ全６戦に出場して２得点。レギュラー獲得への好位置にいる。ファンペルシーの加入で、よりポジション争いは激しくなったが、ファーガソン監督は「ファンペルシーと香川は息の合ったプレーを見せるだろう」とコンビを組ませる可能性を示した。昨季のマンＵはリーグ戦でマンＣに２連敗。対抗するには、よりクリエーティブで高度な連係プレーによる攻撃が必要だ。ルーニーとは異なるプレーでゲームを組み立て、得点も決められる香川へ寄せる期待は大きい。２０日（日本時間２１日未明）のエバートンとの開幕戦にベンチ入りする可能性は高い。

　宮市は昨季終盤のボルトンへの期限付き移籍に続き、今季も「武者修行」に出る。まだ１９歳で５年契約の３年目。出場機会増でプレミアリーグに慣れ、より成長するための絶好機だ。背番号は「３２」。チェルシーとの１９日の開幕戦に出場できるかどうか。プレミアリーグ初ゴールも待ち遠しい。

　３月に右足第５中足骨を骨折した李は、今月１４日の練習試合で５カ月ぶりに実戦復帰。いきなりゴールを決めた。１９日のマンＣとの開幕戦でベンチ入りは微妙だが、早期の出場と活躍に期待がかかる。

　優勝争いの軸はマンチェスターの２チームで、昨季欧州王者となったチェルシー、リバプールが追う展開となりそうだ。