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【サッカー】

ヤングなでしこ暗雲 村松が負傷 手薄なCB先発候補が…

2012年8月18日 紙面から

目頭を押さえながら右膝にアイシングを受ける村松(左から2人目)=仙台市内で

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 ヤングなでしこに衝撃が走った。U−20女子ワールドカップ(W杯)1次リーグ初戦のメキシコ戦を2日後に控えた17日、センターバック(CB)の村松智子(17)=日テレ=が古傷の右膝を負傷し、仙台市内の病院に運ばれた。吉田監督は「(検査の)結果によっては入れ替えもありうる。本人の痛がりようから考えると」と重傷である可能性を指摘した。手薄なCBはU−17代表から土光真代(16)=日テレ=を昇格させたばかり。開幕戦のスタメン有力候補の離脱で、ヤングなでしこに暗雲が漂ってきた。 

 にこやかだったヤングなでしこの午前練習が一瞬、静まり返った。ハーフコートで攻撃2人、守備1人のシュート練習の際、守備に入っていた村松が接触プレーでピッチに倒れ込んだ。膝を押さえて苦痛に表情をゆがめる村松を見て、練習は中断してしまった。

 村松はそのまま立ち上がれず、病院の手配ができるまで約1時間、ピッチの外で顔を手で覆って泣きじゃくるばかり。それだけで深刻さはイレブンに伝わった。村松はCBとして13日のカナダ戦で先発出場し、開幕のメキシコ戦でも先発の有力候補だっただけに大きな衝撃だ。もともと、CBは負傷者が相次ぎ、今大会に合わせてU−17代表から土光を昇格させたばかり。午後の紅白戦では高木、木下がそのポジションでテストされた。

 村松の精密検査の結果は、午後の練習が終わるまでに入らなかった。吉田監督は「結果によっては入れ替えも考えないといけない。本人の痛がりようから考えると、入れ替えもありうる。いるメンバーで戦うしかない」と厳しい表情で話した。日テレで同僚の土光は「村松さんの分も頑張らないといけない。誰とやってもうまくできないとダメ」と話したが、先輩の負傷を目の当たりにしてショックを隠せなかった。 (荒川敬則)

 

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