韓国サッカー協会、やっぱり謝罪していた

　ロンドン五輪のサッカー男子３位決定戦（日本―韓国戦）後に韓国ＭＦ朴種佑（２３）が島根県の竹島（韓国名・独島）領有を主張するメッセージを掲げた問題で、韓国サッカー協会が問題発覚後に日本協会へ送った謝罪メールの全文が１７日、明らかになった。韓国の野党、民主統合党の安敏錫議員が英文メールを入手して公開した。

　韓国協会は当初、日本協会の大仁邦弥会長（６７）宛てに送ったメールについて１４日「謝罪ではなく遺憾の意を示した」と釈明。しかし実際は、朴選手の行為を「スポーツ精神に反する行為」とし「両協会の友好関係を考慮し、寛容な理解と寛大な心を示していただければ深く感謝する」などと謝意が盛り込まれ、趙重衍会長のサインが入っていた。安議員は「低姿勢なスポーツ外交の欠陥。趙会長は国民に謝罪しなければならない」などと韓国協会を批判した。

　一方、韓国の聯合ニュースによると国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）はこの問題について調査に着手したことを明らかにした。韓国協会の金鋳城事務総長（４６）がスイス・チューリヒのＦＩＦＡ本部を訪れ、経緯に関する調査報告書を提出。その報告書を基に規律委員会で審議するとした。

　１７日はソウルで代表選手らの祝賀夕食会が行われ、朴種佑も出席。問題行為について「まだ（調査）結果が出ていないので、言えることはない」と話すにとどめた。

（2012年8月18日06時02分  スポーツ報知）

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