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朝鮮半島ゆかりの図書館 兵庫県から韓国に移転
2012/08/17 20:09 KST文字拡大 文字縮小印刷 つぶやく

【順天聯合ニュース】朝鮮半島に関する図書や美術品などを展示している兵庫県尼崎市の図書館「錦繍(クムス)文庫」が全羅南道順天市の青巖大学内に22日付で移転する。同大学が17日に明らかにした。

 同図書館は在日コリアン事業家の尹勇吉(ユン・ヨンギル)さんによって1987年に開館した。日本や朝鮮半島各地で収集された資料約2万3000点を所蔵している。在日コリアンに関する資料が最も多いが、歴史的価値のある朝鮮半島の歴史資料などもある。

 尹さんと同大学在日コリア研究所長を務めるチョン・ヒソン教授との縁から今回の移転が決まったという。チョン教授は「日本にある図書館の蔵書が韓国に移転するのは珍しい。在日同胞を含めた韓国学関連資料が多く、在日研究にとって画期的な契機になるだとう」と話した。

sarangni@yna.co.kr