うさぎの名はマーブル

いろいろ、盛りだくさんでかきます。
どうそ、よろしくお願いします。


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文部科学省

「学校における転落事故の留意点」について

文部科学省は学校安全の推進のため
転落事故防止を中心とした対策について
検討をすすめ、この検討結果を、
都道府県教育委員会等関係機関に対し、
平成20年8月29日付けで通知している。

安全指導の充実
 転落につながる行動を防止するために、
 児童生徒等への継続的な安全指導を行う事が重要

 窓の清掃時において転落しないよう細心注意を払う事
 など保護者等の協力も得ながら指導する事が重要

学校の現状把握
 経年劣化の進行等により安全性の低下している場合は
 すみやかに補修等適切な対応を行う事が重要

施設面の配慮
 細部に至るまで、十分な安全性を確保した計画・設計
 する事が重要
 既存施設についても、点検を適切に行い必要に応じ
 すみやかに改善を行う事が重要

窓(転落の恐れがあるもの)

 腰壁の高さや窓の形状等について確認し、必要に応じ
 窓面への手すりの設置や窓の開閉方式等について検討を
 行う事が重要

 窓下に足がかりとなるものを設置しないことが重要

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

こんにちは、紫雀です。


寮を立てた当初は虫の侵入をふせいでいた網戸が、
なぜ今になってちゃんとしまらなくなったのか。
理由は明白。経年劣化の進行等をみのがし
すみやかに補修等適切な対応をする事を怠っていた
からにほかならない。

米子北高の回答書の記載には
網戸そものもは、窓枠に金具で止める形で、一般の網戸より
外れにくい構造になっているとある。
ならば、通常の網戸のように、生徒が自分ではずして洗い
掃除をするという事が不可能という事になる。
必然的に網戸を窓枠にはめたまま掃除をすることになる。

他にも「学校における転落事故防止の留意点」は認識していたとある。
認識していたのなら、なぜ窓の手すりの設置について
検討していないのだろうか。

窓際に窓と同じ高さに設置された机は、
窓下の足がかりになっているのではないのか。
この机については「むしろ何かの拍子に誤って
転落することを防止する形になっている」
という回答になっている

回答書は矛盾にみちている。
「窓の網戸の掃除は危険だから禁ずる」
などの指導は行っていないとしながらも、
「自分の部屋は自分で掃除するようにと指導している」
となっている。

ならば、生徒たちは「網戸も自分で掃除する」
と考えるのが普通だろう。

校舎においても、二階以上の窓の外側を生徒に
清掃させることはないという回答書の記載。

これについては首を傾げざるおえない。

この転落事故が起こったとき、上の娘は
ちょうど、北校の姉妹校、米子北斗に
在籍していた。娘はクラスは二階だった。

その日帰ってきた娘は言った。
「おかあさん、大変だよ」

「うん」

「今日学校でさぁ、大掃除があったんだけど
 昨日、北校の方で三階の窓から落ちた子がいるから
 窓掃除、注意してやりましょうっていう指導があったの」

「・・・ふーん、それで?皆、気をつけて掃除してたの?」

「最初はね。注意してたけど、そのうち窓から
 身を乗り出してふいてたよ」

「危ないなー、先生何にも言わなかったの?」

「うん、最初だけだった」

「・・・三階から落ちたなんて・・・もしかしてその子
 亡くなったんじゃないの?」

「ううん、知らない、先生なんにも言わなかった」

その日の夕方、私はようやくテレビで転落事故の事を知り
窓から落ちた生徒が亡くなった事を知った。

米子北斗においては
生徒への指導の仕方がものすごくゆるい。
落ちた生徒が亡くなった事を報せていないし
事故の重大性について全く語っていない。
加えて二階の窓を生徒に掃除させている。

米子北斗の先生方の認識はこの程度のものだった。
姉妹校でこのていたらくなら北校で、
二階以上の外側の窓を掃除させてない
なんて信憑性に乏しいと思うし
指導も一時のものだったと思われても仕方がない。


続く

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実際に明子さんが寮監に訴えたかどうかはわからない。
学生を見下すような寮監で、学生たちは
気軽に困りごとを相談できる状況になかった。

ただ、グランド側に面した窓は汚れが酷かった。
グランドを使ったあとに舞う砂煙が
風にのって舞い上がり寮の窓を
直撃したので日常的に 汚くなると
あたりまえのように皆が窓拭きをしていた。

それは、どの寮生たちも例外ではない。

学校が業者に窓掃除を
依頼したことなど一度もないのだから
仕方のないことだった。

寮の生活は辛かった。
話を聞いてくれない寮監、意地悪な寮生たち
ここにも、明子さんの居場所はない。

それでも、この寮になじもうと必死だった。

寮に先輩、後輩は関係なかった。
先に入った者、長く居るものが幅をきかせている。

部屋の外の休養室を通りかかるとこんな会話が聞こえてきた。

「田中ってさぁ、なんかえらそうだよねー。
 いい子ぶっちゃってさぁ、後から入ってきたくせに生意気!」

「ほんとだよー」

声高に話しているのが聞こえる。性質が悪い。
狭い寮の中いやでも耳につく。

岡山から来ているテニス部の生徒だった。
先に入寮した事がえらいわけでも、すごいわけでもないのに
猫の縄張り争いとなんら変わらぬ低俗なイジメだ。

性格が素直で優しい明子さんは
友達のアドバイスもあり
寮の中で、誰にあってもちゃんと挨拶をしていた。

ある日の事だった。
一年生の吹奏楽部の子に寮内でいきあった。
「おはよう」

笑顔で声をかけた。
聞こえたはずなのに彼女はすっとすれ違い
くるっとこっちを向いた。
そして、一緒に隣を歩いていた子に話しかけた。

「なーに、アレ、おはようだってさ。
 いきなり挨拶してくるなんてキモイよね」

意地の悪い笑みを浮かべて、さもおかしそうに
ちらちらと明子さんの顔を見ながらしゃべっている。


心が凍りつくのがわかる。

同じクラスの子が近くにいたが
挨拶を無視した子に注意するでもなく
くすくす笑いながら成り行きを見守っている。

平常心を保つのが精一杯だった。

続く

■□■□■□■□■□

こんにちは 紫雀です。

 この頃、明子さんは
「網戸の隙間から 虫が入ってたまらない。舎監に言って直してもらう。」
 としきりに友達には話していました。 
 明子さんのおかあさんは現場にいた生徒から
「明子の部屋の網戸はきちんと閉まっていなかった。」
 という話を聞いていました。

ほかにも、いろんな証言があり、それらの事実を踏まえて物語を構築しています。

 

 

テーマ:
米子北校は
部活に熱心な学校

全国大会で良い成績をあげている運動部は
夜もライトをつけて練習していた。

グランドを照らす強烈なあかり
その明かりに引かれて、たくさんの虫たちが
ライトに集まってくる。

そして寮は、グランドに面した所にあった。
運動部が練習を終え、スタンドのライトが消されると

それらの虫が明るさを求めて、
一斉に傍らの女子寮の窓をめがけて飛んでくる。
今は梅雨時、ただでさえ虫が灯りを頼りに部屋に入り込んでくる時期

「もう、気持ち悪いよね。
 朝起きたら、網戸にいっぱい虫がついて死んでるんだよ」

「ほんとだよ~、でも、あたし、アミドの掃除したことあるー」

「えっ?どうやって」

「こうやって窓枠に座って、机の上に足をなげだしてさぁ」
 網戸をあけて、身を乗り出すそぶりをする。

「えーっ、危ないよ」

「だって、この机、動かないんだもの。
 仕方ないよ。こうするしかないもん」

部屋に遊びに来ていた友達の言葉を聞きながら
明子さんは考え込んだ。

明子さんの部屋には、網戸がちゃんと設置されてないらしく
網戸の隙間から虫が入りこんで来る。
朝起きると部屋の壁に貼り付いていた虫が
床に転がって死んでいる。

ほっておいたら掃除が行き届いてないと
チェックされ皆の前で名指しされて責められるのだから
その虫の死骸を毎朝掃除しているのだ。

明子さんの部屋の網戸にも例外なく大量に虫がついて死んでいる。
窓をあけると虫の死骸、気持ち言いわけない。

『そうだ、寮監に相談してみよう、なんとかなるかも知れない』

明子さんはそう考えた。

続く

━─━─━─━─━─

『こんにちは、紫雀です。
 上記、友達の会話は
 実際にあった話ではありません。
 事件の後、田中さんが友達に聞き取りをしたときの
 証言をもとにしています。

明子さんのおかあさんが
同級生に網戸の掃除をしたことがあるかと尋ねた時、
「自分も明子さんと同じような体制で
網戸の掃除をしたことがあります」
という答えが返ってきました。

作り付けの机、片方開かない窓
窓掃除をする時は、無理な体勢を強いられたことがわかるので
あえて載せました。』

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