PSPで動画を視聴するためには、録画した番組やYoutube等のファイルをPSP形式に変換するソフトが必要になる。その中でも「XMedia Recode」は初めから日本語化されていて操作が簡単なのでおすすめ。PCで再生できる動画ならほとんどPSP形式へ変換できるので便利だ。レジストリを使わないポータブル版があるのもポイントが高い。ただし、暗号化DVDはリッピング出来ないのでそのままでは変換できない。
1. ダウンロードから起動と保存先指定まで
公式サイトXMedia Recode→Downloadのリンクを辿り、インストーラ版またはポータブル版をダウンロードして、インストーラー版の場合はインストール、ポータブル版は適当な場所に解凍してexeファイルを起動。
保存先が初期設定ではマイドキュメントのマイ ビデオなのでシステムドライブの空き容量に不安がある場合は、別のドライブを指定する。
2. ファイルを指定してフォーマットの選択
PSP用の動画に変換したいファイルを上部のボタンからファイルを選択するか、ウィンドウにドラッグ&ドロップする。読み込んだファイルを選択した後、プロファイルを「Sony Playstation Portable (PSP)」に変更。
3. ビデオ
変更する箇所はフレームレートとビットレート。両方とも変換元ファイルに合わせて設定する。ビットレートがわからないので黒羽製作所の真空波動研やMediaInfo等を使って調べる。
4. 音声
特に変更する必要がない。変換元ファイルのビットレートに合わせるのと音量を調整するくらい。
5. クロップ/プレビュー
変換元ファイルのアスペクト比に合わせる。16:9か4:3のどちらかを指定。
変換前の動画が4:3かつ映像的には16:9の場合(上下に黒い帯)は、黒い帯を取ってしまった方が見やすいので、クロップ/プレビュータブを開き、解像度の設定でアスペクト比を16:9、拡大をなし設定した後、クロップの設定に切り替えて帯が無くなるまで数値を変化させる。
6. エンコード予定リストに追加
上部に表示されているファイルを選択してリストに追加(右クリックからでも可能)。リストに追加した後に設定を変更しても反映されないので、設定を変えたい場合は1度リストから除外した後、ファイルを選択して設定を変更する。そしてもう一度リストに追加する。
異なるアスペクト比の複数ファイルを1度にエンコードする場合で、1ファイルずつ細かく設定したい場合は、必ず上部に表示しているファイルを選択してから該当タブ(クロップ/プレビュー等)を開き、設定後にリストに追加する。
7. エンコード終了~PSPに転送
エンコードが終了したら保存先にファイルが出来ているので、USBケーブルでパソコンとPSPをつなぎVIDEOフォルダにファイルを転送する。