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2012年8月17日12時27分

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韓国高官「誤解解きたい」 天皇訪韓発言、沈静化図る

 韓国大統領府高官は16日午後、韓国の報道陣に対し、李明博(イ・ミョンバク)大統領が天皇の謝罪を求めたともとれる発言をしたことについて「訪韓計画が議論されたことはない。大統領は原則的な話をしたまでで、趣旨が誤解されている。誤解を解きたい」と説明した。韓国政府関係者が明らかにした。

 大統領の竹島訪問に加え、天皇関連発言に日本の反発が強まっているため、韓国政府は竹島問題と他の外交問題を切り離して進めることを確認している。高官の発言も事態の沈静化を図る狙いとみられる。

 また、日本が対抗措置として、外貨を融通しあう日韓通貨スワップ協定を再検討するのではないかとの質問に高官は「臆測に過ぎないが、あらゆる可能性には備えている」と述べた。17日付の朝鮮日報は、協定が中断されても韓国通貨への衝撃は少ない、との金融界の見方を伝えた。(ソウル=箱田哲也)

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