ヤンキースのイチロー外野手が出場した本拠地戦。NHK−BSの生中継にちょっとした違和感を覚えた。MLBが管理している日本のテレビ放送向けバックネット下のバーチャル広告がグリーン一色のままなのだ。
ダルビッシュ有投手の場合、本拠地レンジャーズ・ボールパーク・イン・アーリントンのバックネット下の回転広告には、1回表に「ほけんの窓口」や「カードファイト!!ヴァンガード」の看板が掲示されている。
イチローがマリナーズ在籍時は「任天堂」が定番だったが、ヤンキースでは出場が確約されていないとあって広告がつかないのか?
昨年のMLB経済効果ランキングのプレーヤー部門では現同僚のジーターに次ぐ2位にランクインされたイチロー。試算された経済効果は3.5億ドル(約280億円)といわれたが、NYにもたらすイチローの経済効果はあまり聞かない。そういえば、背番号「31」に決まった時に話題となったサーティワン・アイスクリームが実際に何か動きを見せたこともないようだ。
イチローは今、戦力的にも経済的にも頂点を目指すチームの一兵卒に過ぎないのかもしれない。