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『韓国の日本に対する一連のニュースは読むだけで疲れてしまう』というお話

時珍放談

urimasa提供:時珍放談

★珍蔵:
韓国人の頭の中には「反日」というスイッチがあって、ひとたびONになると怒涛のごとく全員一致で「反日」に舵を切るな。何しろ韓国人が嫌いな国はダントツで日本が1位だそうだ。2位の中国には大きく水を開けての金メダルだ。それほど嫌いな国なのに、韓国からの観光客は年々増えている。おかしなものだ。

先日、オリンピックサッカーで韓国は日本に勝利した後、選手の一人が「独島は韓国のもの」と書いた紙を観客席から受け取り、高々と掲げながらフィールドを走り回った。この事が今国際オリンピック委員会で問題になっている。しかし、自然とこの様な事が出来てしまう韓国の反日教育は凄いものだな。

■万吉:
韓国の歴史教科書はナショナル・アイデンティティーの意識の形成に強く焦点を当てている。自分たち韓国人に起こったことのみを詳細かつ念入りに記述しているだけで、その他の世界には興味がない。中国で起きた戦争に関する記述が希薄で、日本の中国に対する行為には興味はなく、日本が自分たちに行ったことだけに関心がある。主要な韓国の教科書には広島、長崎の原爆投下の記述がないことは驚愕すべきことだろう。それほどまでに彼らは自己中心的にしか歴史を見ていない。

とにかく、日本のやることなすこと全て「侵略」「強奪」とヒステリックに糾弾しながら、清やモンゴルに対しては単なる「干渉」あるいは「侵入」と表現される。この露骨な差別化は、現代韓国人に根強い属国根性の現れで、日本は単なる白昼強盗だが、清はいざという時は頼りになるということの表れでもあるという。とにかく、あくまで「日本憎し」で固められている。

★珍蔵:
韓国の歴史教科書は、教科書というよりはファンタジーだと言われているからな。社会主義国の思想教育の様だ。韓国の優秀なアスリートなどは詳しく勉強している暇は無いから、一方的に思想教育されるだけにみえてしまう。

■万吉:
確かに韓国には文武両道はないといえる。韓国のスポーツ選手は子どものこれから徹底的な英才教育を受ける。学校の勉強はほとんどせず練習に明け暮れる。韓国選手が世界で活躍しているのはそのためだ。スポーツ・エリートだな。ある意味日本も見習うべきことだと思うよ。日本のように普通の学校の野球部が甲子園予選に出るために一生懸命練習するということはなく、ごく少数の高校にしか野球部はない。そしてそこでは将来をかけた激しい競争が繰り広げられている。

だからスポーツ選手は一般社会の中では異質だ。かつての朝鮮社会には両班という貴族的支配階級があり、彼らは労働をいやしみ読書に明け暮れていたが、そのなごりかもしれない。

★珍蔵:
韓国サッカー選手に対してのIOCやFIFAの対応は正しいと思う。勿論、IOCもFIFAも政治的な動きが得意だし、スポーツと政治を切り離すのはなかなか難しいとは思うが。

世界には多くの紛争が存在し、日本と韓国の問題などそのうちの一つでしかない。ヨーロッパから見ればどうでもいいことですらある。しかし、だからと言って競技で政治的メッセージを一つでも許したら収集がつかなくなるだろう。

例えば、FIFAはよく差別発言を問題視する。選手が試合中に相手選手に対して人種差別的発言をした時だ。些細な事でもキチンと取り上げ、事実ならそれ相応の処分をする。政治的発言は勿論の事だ。彼らは長い歴史の中で、そういうものを放っておくと取り返しがつかなくなり、サッカーが興業として成り立たなくなる危機に陥る事をよく知っている。いくら背景の組織が政治的であっても、競技に政治を持ち込むのは絶対タブーとしなければならない。この場合の建前は非常に重要だ。それはそれ、これはこれである。つまらない建前でもキチンと重視しないと、スポーツという興行が崩壊してしまう。
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urimasa

建築家の「珍蔵」と元ジャーナリスト・現在投資家の「万吉」による対談。本家ブログでは、サッカー以外に時事や野球についても書いています。

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