■ 韓国サッカー協会、FIFA アポなし訪問
オリンピックで韓国のサッカー代表が竹島の領有を主張するメッセージを掲げた問題で、韓国サッカー協会の幹部がFIFA=国際サッカー連盟を訪問しました。
「パク・チョンウ選手がしたのは政治的な行動ではなく、偶発的なものだと説明するために来ました」(韓国サッカー協会 キム・ジュソン事務総長) 16日、FIFA本部に乗り込んだのは韓国サッカー協会のキム・ジュソン事務総長。実は、FIFA側に訪問の予定は知らされておらず、肝心の懲罰委員会のメンバーは全員不在でしたが、キム事務総長は、文書を交え、これまでの経緯をFIFAの職員に直接説明したということです。 銅メダルをかけたサッカー男子の日韓戦では、試合後に韓国のパク・チョンウ選手が竹島の領有を主張するメッセージを掲げたことから、IOC=国際オリンピック委員会が政治的な宣伝活動を禁止したオリンピック憲章に反する疑いがあるとして、銅メダルの授与を保留しています。 銅メダル「はく奪」を避けるため、キム事務総長は、日本と韓国の歴史的な背景も含め説明を行ったとみられ、数時間のFIFA滞在後、報道関係者を避けるように帰国の途に就きました。 電撃的ともいえる訪問の効果は果たしてあったのか。今後、IOCはFIFAの調査結果をもとに、最終的な決定を下すとしています。(17日08:25)
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