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政府 遺骨調査訪朝認可で調整8月17日 4時7分
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政府は、4年ぶりに北朝鮮との政府間交渉を行うことも踏まえ、先の大戦前後に現在の北朝鮮領内で亡くなった日本人の遺骨調査を希望している団体に対し、「特別な措置」として、北朝鮮への訪問を認める方向で調整に入り、団体側は、政府の許可がおりれば、今月28日から北朝鮮を訪問する予定です。
政府は、北朝鮮による核開発やミサイル実験などを受けて、平成18年から制裁措置を実施しており、日本人の北朝鮮への訪問も自粛するよう求めています。
こうしたなか、先の大戦後、現在の北朝鮮から引き揚げてきた人たちで作る団体は、日本人の遺骨調査を行いたいとして、北朝鮮への訪問を認めるよう政府に要請してきました。
これを受けて政府は、対応を検討した結果、日本人の遺骨問題などを話し合うため、今月29日から中国の北京で北朝鮮との政府間交渉を4年ぶりに行うことで合意したことも踏まえ、「特別な措置」として、北朝鮮への訪問を認める方向で調整に入りました。
団体側は、政府の許可がおりれば、メンバーら5人が今月28日から北朝鮮を訪れ、当時住んでいた現在のチョンジンや、日本人とみられる遺骨が発見されている場所などを調査する予定です。
北朝鮮に対する制裁措置の実施後、政府が認める形で日本人が北朝鮮を訪問するのは、スポーツの試合などを除いて、極めて異例だということです。
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