中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 三重 > 8月7日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【三重】

伊賀市長「管理者の判断待つ」 がれき受け入れ

 東日本大震災で発生したがれきの広域処理をめぐり、名張、伊賀両市でつくる伊賀南部環境衛生組合の焼却施設が立地する阿保(あお)地区住民自治協議会が、組合管理者の亀井利克名張市長と副管理者の内保博仁伊賀市長宛てに受け入れ反対の決議文を提出したことに関し、内保市長は六日の記者会見で「市民の考えとして尊重すべきだが、管理者の判断を待ちたい」と述べた。

 内保市長は「放射線に対する不安の声は、簡単には消えない。決議文は、住民の一つの意思表示だと思う」としながらも「国や県が定めた数値があって、安全に生活できているのも事実。管理者から話をいただいてから議論したい」と話した。

 組合の焼却施設・伊賀南部クリーンセンターが立地する同市旧青山町地域では先月、二度にわたり県の説明会が開かれたが、受け入れに批判的な声が相次いだ。

◆再選出馬の検討、市民への説明後に

 十一月四日告示の伊賀市長選について、内保博仁市長は六日の会見で、市の発注工事を受注した土木建設業の男性社長(62)らと自身が二〇〇九年九月に石川県加賀市へ私的に旅行した問題に言及し「十分な説明をして、市民の理解を得た段階で立候補するかどうか判断したい」と述べた。

 内保市長は「きっちりと説明責任を果たし、市長を務めた四年間の行動を分かってもらうことが大切だ」として、説明の場となる臨時議会をなるべく早い時期に開くよう、北出忠良議長に伝えたことを明らかにした。

 市長選には、内保市長を含め、誰も立候補表明をしていない。

 (安部伸吾)

 

この記事を印刷する

PR情報



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ