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「送り盆」にあわせ各地で供養 2012/08/16 20:29:21

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「送り盆」に合わせ県内では、先祖や震災で亡くなった人の霊を慰める供養が各地で行われました。津波で被災した若林区荒浜地区にある「浄土寺」には、およそ200人が訪れ、一人ひとり焼香をあげ、亡くなった先祖を送りました。「浄土寺」は、仙台市の「災害危険区域」に、指定されたため、新たに本堂が建てられず、「盆供養」はプレハブの仮本堂で行われました。そして、津波で荒浜地区に流れ着き、持ち主のわからない位牌の「お焚き上げ」も、震災発生後、初めて行われました。訪れた人は「震災にあって、私たちも元気だから、また見守ってくださいという気持ちで(来ました)」という人や、「先祖もお寺も、収まるところが決まってないから、去年より今年の方が、大変です」という人もいました。また、東松島市の大曲浜では、津波による犠牲者を弔うため、地区の住民が建立した慰霊碑の除幕式が行われました。除幕式には遺族など、地区の住民およそ200人が出席し、津波による犠牲者の霊を弔いました。建立された慰霊碑は幅5メートルの御影石で、大曲浜地区と隣の浜須賀地区で亡くなった306人の名前が刻まれています。慰霊碑の上にまつられた観音像は、高さ6メートルで、地域を襲った津波の高さと同じだということです。津波で父親と祖母を亡くした相沢裕太さんは「私を含め生かされた者は、何か理由があって生かされたはずです。亡くなった人に恥じない生き方をしなければと思っています」と、遺族を代表して弔辞を読み上げました。
映画「石巻市立湊小学校避難所」上映会 2012/08/16 20:29:21

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石巻市にある湊小学校は避難所にもなり、およそ800人が避難しました。ここで、およそ半年に渡って避難者と一緒に生活し、撮影した映画が完成し、この小学校で上映会が開かれました。当時、避難していた方々は、「映画を見たい」気持ちと、「見たくない」という気持ち、両方の複雑な思いを抱えていました。石巻市の湊小学校。津波によって、今は使われていないこの校舎で、映画「石巻市立湊小学校避難所」の上映会が開かれた。会場には、当時、避難していた地元住民など200人が訪れた。藤川佳三監督は、「被災した大変さだけではなくその中で生活していくこれから前を向いていくという姿を全国の方に伝えたいと思います」と挨拶した。上映会に参加した、阿部一也さん(30)。阿部さんも自宅を流され、湊小学校に避難した1人。15日、体育館には、上映会の準備に追われる阿部さんの姿があった。避難所では、班長として支援物資の管理に当たっていた阿部さん。自分たちの避難所をテーマにしたこの映画の上映には、「(上映は)楽しみですけれど、頼むから感想は言わないでと言いたいですね。お客さんたちに。感想は聞きたくない」「複雑ですね。半分は知ってほしい、半分は知ってほしくないというのがあります…」と話していた。映画は、避難所が閉鎖されるまでのおよそ半年間、監督がビデオカメラ1台を持ち込み、ほぼ、泊まりこみで撮影された。自宅や家族を失い、小学校でともに暮らす人たちの「生身の姿」が記録されたこの映画。避難していた人々からは、「当時のことを思い出して涙が出ましたね」「見てという気持ちと、でも、という葛藤がありますけど、避難所に関しては見て!全部見て!と思います。何かを肌で感じてほしい。他人事ではなくて…」という声が聞かれた。映画の上映に、「複雑な思いがある」と話していた阿部さんは、「ちょっと胸が詰まりました。やらせとかそんなのではなくて、本当の本音だと思います。被災者だから開き直っているというわけではなく、前を向いて進まないとダメなんだよということをわかってほしいです」と話していた。
送り盆で「ぼんと祭」 2012/08/16 20:29:21

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「送り盆」の16日、青葉区の寺で、お供え物などを境内で炊きあげて、先祖の霊を送る「ぼんと祭」が行われました。青葉区八幡の龍宝寺で行われた「ぼんと祭」には、檀家などおよそ300人が集まりました。「ぼんと祭」は、お盆の供え物や、古い仏具、卒塔婆などを送り盆の8月16日に焚き上げる仏教行事で、小正月に神社で行われる「どんと祭」に当たります。参加した人たちは、気温30度を超える暑さの中で焼香などを行い、先祖の冥福や家内安全を祈っていました。
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