五輪3連覇の快挙を成し遂げた女子レスリング55キロ級・吉田沙保里(29=ALSOK)。無敵女王の次なる目標は、お婿さん探し。ハイパージュニア誕生へ、世界中のアスリートを対象に最強遺伝子捜索がスタートした。
世界選手権と合わせ世界大会12連勝を達成した吉田は「次もやってやろうかなあ」と2016年リオ五輪挑戦も示唆するなど、依然として意欲満々だ。一方で、今年10月には30歳の大台に乗る女ざかり。母・幸代さん(56)は「早くいい人を見つけて嫁に行ってほしいですよ」と心配そうに話す。今回、技術指導をしてくれた日本レスリング協会・高田裕司専務理事(58)までもが「次は婿を探さないと。誰かいい人いませんか?」と直々に大募集をかけているほどだ。
吉田のお気に入りは人気アイドルグループ、NEWSの増田貴久(26)。金メダル獲得後も「マッスーに会いたい。ハグしてもらいたい」と話しており、元来、顔もスタイルもいいイケメンタイプがお好みだ。
しかし、そんな吉田自身の趣味とは別に、水面下では未来のハイパー戦士誕生を目的とした婿探しが始まっている。
吉田家では、かねて父・栄勝さん(60)が口癖のように「外国人と結婚しろと言ってます」(吉田)。しかも、国際結婚なら何でもOKというわけではなく「跳躍力なら何系、瞬発力に優れているなら何系…」と条件が付けられている。分かりやすく説明すると、短距離王のウサイン・ボルト(25)がいるジャマイカやレスリング・グレコローマン120キロ級で2連覇を果たした怪力王ロペス(29)がいるキューバなどの中南米系やアフリカ系のスーパースポーツ選手が理想だという。
確かに、運動能力に優れた吉田のダンナがこれまたスーパーアスリートなら、その間に生まれる子供は未来の五輪金メダリスト間違いなしだ。国際レスリング連盟副会長で、日本レスリング協会の福田富昭会長(70)も「そういうことならば、いい人がいたら紹介しましょう」と、なんと後押しを約束。海外スポーツ関係者に顔が利く福田会長のサポートがあれば、心強い限りだろう。
当の本人は、最強の婿探しについて「え~っ、カッコよくなきゃいやだあ~」とルックスだけは譲らない方針だが…。
もし、イケメン最強戦士とのお見合いが実現して首尾よく結婚となれば、4年後のリオ五輪までに人類史上最強のジュニアが誕生しているかもしれない。