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宮国の大乱調は“澤村化”が原因か
2012年08月16日 18時00分

 将来のエース候補と目される右腕に一体何が起こったのかーー巨人・宮国椋丞投手(20)が13日のヤクルト戦に先発し、6安打3失点で6回途中降板。自慢の制球力は鳴りを潜め、6四死球の大乱調で終始精彩を欠いた。チーム内からは「“澤村化”が影響しているのでは」との気になる声が上がっている。

 まるで蚊の鳴くような声だった。試合後の宮国は「1人で野球をやってしまった…」と重い口を開くと、次のように反省の弁を続けた。
「ダメージでかいですね…。今までにないような感情でした。初めてでした。『本当にどうしよう』という感じになったのは…。メンタル面の弱さが出ました」

 これまでの登板で1試合最大3つだった四死球が、この日は1つの敬遠を含む6個。自らの背信投球でチームの連勝も7で止めてしまったとあっては、ショックを隠し切れないのも当然だろう。

 迷宮にはまり込んだ感もあるが、この不安をさらに増長させるような指摘がある。「今、椋丞は澤村を兄貴分と慕って尊敬している。でも投球スタイルも違うし、あまり影響されてほしくないんですよね…」と心配そうな表情を浮かべたのはチーム関係者だ。

 確かに宮国には“澤村化”の傾向が目につく。ファームで調整した約2か月の間に澤村が夢中になっている筋力トレーニングに励み、マッスル化に成功。しかし、その代償として投球フォームのバランスを崩しかけてしまったこともあった。二軍戦での調整登板中に判明したことで何とか修正できたとはいえ、今年の春先に肉体改造の影響でフォームを崩して苦しんだ澤村と余りにも酷似している。

 それだけではない。澤村の口癖となっている「僕は10年後、15年後を考えてトレーニングしている」とのコメントも、宮国は一部メディアに対して最近発している。

 澤村は自らを厳しく追い込むストイックな姿勢でまい進し、昨季は新人王も手中に収めた。だがプロ2年目の今季はここまで思うような結果を残せず、試行錯誤の真っ只中。それだけに宮国が迷える先輩右腕に影響されてしまうことに周囲は不安を抱いているのだ。「もっと、いろいろな選手の声を聞いた方がいい」(別のチーム関係者)

 思わぬ壁にぶち当たった未完の大器。乗り越えられるかどうかは、すべて本人次第だ。


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