和歌山県警は16日、県警科学捜査研究所(和歌山市)の男性主任研究員(49)が証拠品の鑑定結果を捏造(ねつぞう)した疑いがあるとして、虚偽公文書作成、同行使などの疑いで捜査を開始したことを明らかにした。
県警によると主任研究員は、交通事故の自動車運転過失致死容疑などでの捜査で、証拠品の繊維や塗膜片の鑑定結果を上司に報告する際、分析内容を示す図として、実際の鑑定ではなく、過去の鑑定の際に作った資料を流用して添付、決裁を受けた疑いがある。
捏造の疑いがあるのは、2010年5月~12年6月の資料8件。7月初旬に科捜研の同僚が指摘し発覚した。主任研究員は「見栄えが悪かったから、過去の資料を使った」と話しているという。
県警は、捏造された資料は上司の決裁用のもので、鑑定自体は実施していたと説明。「裁判には正規の鑑定結果を提出しているため問題はない」としている。
また、鑑定結果を所轄署に報告する際、所長公印を無断で使用した有印公文書偽造、同行使の疑いもある。
科捜研には18人の職員がおり、研究員は1985年から勤務。薬物や自動車の塗料など、化学分野の鑑定を担当しており、発覚後の6日からは休職している。
県警は発覚した以前の捜査でも捏造がなかったかどうか、任意で研究員の取り調べを続ける。容疑が固まり次第立件する方針。〔共同〕
和歌山県警、鑑定捏造、科捜研、科学捜査研究所
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