日本で19日から開催されるU−20女子ワールドカップ(W杯)に出場するヤングなでしこが16日、仙台市内で練習を行った。午後にはフォーメーション練習と紅白戦が行われたが、司令塔のMF田中陽子(INAC神戸)が完全別メニューとなり、メキシコとの開幕戦出場が微妙な状態になってきた。
田中陽抜きで行われた紅白戦では代わりに横山がトップ下に入ったものの、サブ組に0−2で完敗。吉田監督はDF陣を集めてポジショニングの確認を行った。
その紅白戦の最中、田中陽はピッチの外でウオーキングを行い、練習には全く合流しなかった。「どこがというか全身の疲労です。明日からは合流します」と田中陽は答えたが、吉田監督は「フィジカルで少し違和感があったので大事を取った」と故障であることを明かした。
左膝の裏に違和感があるとみられ、指揮官は「開幕戦については明日、明後日の様子をみる。できれば開幕戦はベストでやりたいのだが…」と、本人とは違って微妙な発言となった。
15分ハーフの紅白戦では、サブ組の西川と右サイドに入ったGKの望月に失点を許して0−2。外から見ていた田中陽は「声も出てないし、もっといかなきゃいけない」と歯がゆそうだった。(荒川敬則)
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