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あれが復興の灯だ 石巻・がれき仮設焼却施設5基が稼働
| 全5基が稼働している仮設焼却施設。膨大ながれきを灰にする作業が続く=14日午後7時10分ごろ、石巻市潮見町 |
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夕闇と漆黒の海を、復興の灯が照らす。東日本大震災の被災地で最も多いがれきを抱える石巻地区。宮城県が石巻市の中間処理施設に整備を進めていた仮設焼却施設が完成し、今月上旬に全5基で焼却が始まった。 5基合わせた処理量は1日当たり最大1500トン。仮設の焼却施設としては国内最大規模を誇る。3基は試運転中で、ダイオキシン類などの検査を経て、9月上旬から本格稼働する見通し。 今も山積みとなっているがれきは24時間体制で焼却され、来年12月までに66万トンが処理される。無機質な鉛色の巨大施設は夜通し、まばゆい明かりを放ち続ける。
2012年08月15日水曜日
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