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針金を所持 教育長の首絞める計画か8月16日 17時53分
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大津市役所で中学生が自殺した問題の対応に当たっている市の教育委員会の教育長が、15日に襲われた事件で、逮捕された大学生は、凶器のハンマーのほかに針金を持っていたことが分かり、警察は針金で首を絞めようと計画していた疑いもあるとみて調べています。
15日朝、大津市役所の教育長室で澤村憲次教育長が部屋に入ってきたさいたま市の19歳の大学生の男にハンマーで頭を殴られけがをした事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された大学生は、16日午後、検察庁に身柄を送られました。
澤村教育長は去年10月、大津市の中学2年の男子生徒が自殺した問題の対応に当たっていて、大学生は警察の調べに対し、「いじめ問題で真実を隠していると思い、殺してやろうと思った」と供述しているということです。
警察によりますと、大学生は凶器のハンマーのほかに長さ70センチほどの針金を持っていたということです。
針金の両端には、手で握りやすいよう木材が取り付けられていて、事件を目撃した市の職員は、「針金で教育長の首を絞めようとしているように見えた」と話しています。
警察は、大学生が針金を加工するなど準備し、首を絞めようと計画していた疑いもあるとみて調べています。
一方、澤村教育長は、当初、軽傷とされていましたが、病院で詳しい検査を受けた結果、頭の骨が折れていて、2週間から3週間程度のけがと診断されたということです。
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