『氷上の貴公子「ジェフリー・バトル」ファン感謝トークイベント』
10月5、6日のMWO、JO2012、CaOIのチケットを購入した人だけ応募できるということだったのですが、知り合いで外れてしまった方もいるし、大使館協力のイベントなので、心して行ってまいりましたよ。
せっかくなので、どんな様子だったか手元メモをもとにまとめておきます。
カナダ大使館入口は建物脇のエスカレーターを上がった4階。
そこからエレベーターで地下2階のオスカー・ピーターソンシアター(定員233名)へ。
モントリオール出身のジャズピアニストですね。
受付で大使館提供の同時通訳キットを受け取り、中へ。
ステージと、扇状に広がる客席からなる、見やすくて洗練されたホールです。
始まる前は、JOでのジェフのこれまでの映像が流される。
懐かしい~ちょっと観ただけでもスケーティングに惚れ惚れする。
(と思いながらトイレ行ったのでろくに観てないんですが)
あ、ちなみにカナダ大使館のトイレはごく普通でしたね…。
なんかもっとメープルリーフ的なものでもあるかと思ったら(笑)。
司会のテレビ東京のアナウンサー小島さんから、同時通訳キットの使い方説明。
続いて、カナダ大使館広報部長のローラ・ピーターソンさんが登場、日本語で挨拶。
軽く英語で挨拶したあと日本語で「では、カナダの気分を味わっていただくためにここからはフランス語で…(会場ウケる)…冗談です」
…カナディアンジョーク!(笑)
「カナダに関する様々なイベントを行ってきたこのホールでジェフリー・バトルさんのトークショーを行えるのは大変光栄」
「実は今日は寝不足です。なぜならロンドン五輪のなでしこジャパン対カナダ戦を観ていたから。
日本が勝っておめでとうだけど、引き分けだったらなおよかったですね」
カルガリー五輪、伊藤みどり、ブライアン対決、カート、ストイコ等の思い出話も。そしてジェフのトリノ五輪メダルの話も出ました。
いよいよジェフ入場!
日光から来てくれたんですよね。
黒っぽいカジュアルなジャケット上下に、中はTシャツ。
ホールの中は冷房きいてるので、涼しげに見える。
今回ジェフはMWO、JO、CaOI全てに出るとのことで、まずは今年から始まるMWOの話から。
「自分のためのイベントかと思った」と(笑)。
クリエイティブなものを皆さんにいろいろ見せたい、ショーマンシップのある選手が集まるし、それぞれの持ち味が観られるはず。
もちろん勝ちたいけれども、自分にとってのヒーローであるカート・ブラウニングやイリヤ・クーリックらが出るし、
競技時代には会えなかった人たちと競技出来るのは非常に楽しみ。
MWOの音楽や振付は帰国したらやる。
(これから振付で間に合うんですか?との問いに)
今年は滑る機会が多いので、トレーニングしながら合わせていきたい。
JOについては、昨年北米チームは初優勝できたけど、日本と接戦だった。
皆で楽しく滑ろうと言っていた。リラックスして、いい気分で参加できた。
今回、アシュリーと試合で一緒になったことないし、グレイシーは会ったこともないけど、多分最年長だから皆をサポートして完璧に準備して楽しみたい。
このへんでカナダのプロモーションVTRが流れ、しばし見入る。
結構長かった(笑)。
そりゃね、ここは大使館ですから。
「カナダへようこそ」的な広報は当然するでしょう。
(VTR止まって、カナダのオススメを訊かれ)
カナダは10カ国が集まったようなものだから本当に広いし様々な文化がある。
オタワが映っていたけど、以前オタワで競技会があった時、会場からホテルまで凍った運河をスケートして帰れるというので、皆やってた。
ビーバーテールっていうペストリー(甘いパンみたいの?)がおいしい。
次のワールド開催地のロンドンは、3~8歳くらいまで住んでた思い出深い場所。
ここからは客席からの質問コーナー。
挙手で何人か。英語で質問する方もいて、日本語と英語が飛び交う(笑)。
「羽生くんのSPを振り付けた時のエピソードを」
ユヅル側から依頼があった。曲はジェフが選んだ。
ユヅは観客とのやり取りがうまいので少し遊びの要素を入れた。
お客さんに楽しんでもらえるいい曲を見つけた。いろいろ探して、ふたつの曲を繋ぐことにした。
ワイルドでクレイジーなブルース(※ ブルースロック?ちょっと話が速くてうろ覚えです)。
ワイルドすぎるくらいかも。
ユヅは振り付けられるのを待つのではなく、アイデアを出すなど積極的に関わってくれたので、本当に共同作業で作りあげたプログラム。
さらに良くしてくれるだろうから楽しみにしている。
英語に堪能な方が「2つあるけどいいですか?」(どうぞ)と始めて。
「プロ転向直後の坂本龍一プログラムを日本で滑って欲しい」質問ではなく要望ですね。
映像に残ってないので全く同じに出来るかわからないけど、大好きなプログラムだからいつかやりたいとの回答。
「新プロのBoth Sides Nowは、ご自分の人生を表してるというのはどういうことでしょうか?」
これはデヴィッド・ウィルソンと共同で作った。
カートにもSOIの時に助言を得た(と同時通訳では聞こえましたが…これもうろ覚え)。
30歳になり、愛とは何か自分とは何かを考えるのだけど、まだわからずにいる。
自分をもっとよく理解したくて、大好きな曲を選んだ。
「アマチュア引退は惜しいと思うのですが、プロになってよかったことは?」
客席に数人いた希少な男性ファン。挙手の勢いまっすぐですごかったので選ばれた(笑)。
パフォーマンスをやめるつもりはなかったけど、だんだんレベルが落ちていくのは嫌だった。
練習は楽しんでやってたけど、試合前の緊張はすごく大きく、それ無しで滑るならプロのショーだった。
世界チャンピオンになる夢は叶った、今の夢は今やっていること。
男性から「今のバトルさんも大好きです」とフォロー(笑)。
うんうん、そうですね~。
最後の質問者「芸術性の高い演技は何からインスパイアされるのですか?」
音楽に刺激を受けて感情が動かされる。
プログラムの曲選びは、何でも色々聴いて一番感動した音楽を選ぶ。
こんなに音楽が好きなのに、楽器が弾けなくて残念。
ピアノを少し練習して挫折した。
でも、音楽とはずっと一緒にありたい。
最後に日本のファンへの謝辞で閉会。
今日は来てくれてありがとう、日本のファンが一番よく応援してくれてると思う。
10月には是非会場へ来てね。
僕のファンのいてくれてありがとう、みたいなこと。
…泣かすようなことを言うなぁ。
2008年ヨーテボリ世界選手権で優勝し、表彰式での生歌国歌斉唱、私も部屋の中で立ってたよ(笑)。
あの時の感動を思い出すね。
競技会で見始めた頃の様子も。
変わらないね、ジェフは。
シュッとしてる時もあるけど、基本いつもにこやかでフレンドリーで。ほんといい人。
最後に司会から「ロンドン世界選手権行く方いますか?」との質問に、10人くらいが挙手!羨ましい!
「まだ決めてない方も、皆さんカナダに行きたくなってきたんじゃないですか?」
そりゃそうです(笑)。
VTRであれだけカナダの自然や食べ物やワインやらてんこ盛りにされたら、行きたくなりますって!
最後に行ったの、もう何年前なんだろ?
食べ物もお酒も、量が多いけど美味しいよね~。
アイスショー観るためでしか行ったことないけど可能な範囲で観光もしてきたし、またいつか行けたらいいなぁ。
入口で番号札を渡されていたんだけど、ここで抽選会。
昨年のJO北米チームジャージ、ジェフのサイン入りが2名、
今年のJOポスター、ジェフのサイン入りが5名。
私は当たっていませんよ(笑)。 結構くじ運はあるほうなんだけど、今回は違ったみたい。
当たった皆さん、おめでとうってことで、会場内拍手喝さい。
さて、終了後にジェフからサプライズ! 12~15人くらいずつ大使館入口でジェフと記念撮影するとのこと!
カナダ大使館の記録用かな?でもうれしいね。
一人ずつ握手してサヨウナラ~。
せっかくなんでとりあえず「10月に会いましょう」的なことを言っておきました(笑)。
週末のザ・アイスで大阪行きますって人や、名古屋や日光行きました!って人もいましたね。
そうそう、記念撮影を待つ間、ホールではバンクーバー五輪の映像が。
高橋大輔くんの後ろ姿で静止画像になってたので、客席は「なぜ大輔?(笑)」状態。
というか「なぜジェフの映像じゃなく?」か(笑)
ま、カナダのバンクーバーだし、日本男子が初めて五輪メダルを獲ったわけだしね。
改めて見ると、あの会場の色使い、緑と青がさわやかで大好き。
あの大ちゃんの滑りも本当に感動したなぁ。
終わってみれば自然と会場からちらほら拍手が(笑)。
よくがんばったよね~。日本人が活躍するのはうれしいね。
その後、プルシェンコ、エヴァンと続いたと思います。
以上、ジェフ・トークショー@カナダ大使館はこんな感じでしたってことで、雰囲気だけなんとな~く察して下さい。
同時通訳はテンポ早く進むので、盛りだくさんのトークショーでした。
忙しいのに、トークショーありがとうジェフ!
テレ東や同時通訳設備や写真撮影などカナダ大使館のご協力にも感謝します!
コメント
こんにちは!!レポートありがとうございました。わたしも行きたかったですが、見事に落選(^_^)v
貴重なレポートですね。
メダルウィナーズ見に行きます。
楽しみです。
- 2012/07/31(火) 16:05:14 |
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- おロシア人 #-
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おロシア人さんへ
御無沙汰してました。
たまにはブログをUPしました(笑)。
私もMWO行きますよ。
今回、同時通訳を介してとはいえ、合同記者会見ぽい気分を味わえたと思います。
私が聴きたかったことは、他の方の質問と重複してたので手を挙げることはありませんでしたが。
私が書いた言葉は、通訳者が変換しさらに私が変換した言葉で、
必ずしもジェフ本人が意図した言葉づかいではないと思います。
新聞記事を読むと、限られた紙面に収めるためか、趣旨が伝わることが重要で、言い回しは二の次なことがあると思います。
また、スケート専門誌でも、ライターによっては同じ人の言い回しでも、癖が出ることもあるかと思います。
言ってる内容は一緒でもね。
ああした場で、よどみなく質問をしたり、それに対応したりというのは、準備だけでなく技術も頭も必要なんだろうな。
なかなか面白い体験が出来てよかったです。。
- 2012/08/02(木) 00:05:49 |
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- エマ #ihMNMLjo
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