グーグル、サムスンにアップル端末に似せないよう要請-メール

　　８月16日（ブルームバーグ）：米グーグルは、韓国のサムスン電子に対し、携帯電話とタブレット端末が米アップルの端末に似ないよう、デザインを変更することを要請していた－。アップルとサムソンが知的財産をめぐり争っている裁判で、陪審団に示された電子メールで明らかになった。

アップル担当の弁護士、ハロルド・マッケリニー氏は15日、デザイン会議の議事録について書かれた2010年２月16日付のサムスン内部の電子メールを提示。メールは「グーグルとの会議に参加したシニアデザイナーのチョー氏のコメントを少しだけ伝えるために」送信されたという。

メールには、サムスンのタブレット端末について、「アップルに似過ぎているので、まず前面から明らかに違うようにしてほしい」と書かれていた。

メールは、米カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁で３週目に入るアップルとサムスンの裁判で、証拠として採用された。サムスンはグーグルの無料基本ソフト（ＯＳ）「アンドロイド」を採用し、携帯電話端末市場で首位に立った。

原題：Samsung E-Mails Show Google’s Concern Devices Not MimicApple（抜粋）

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更新日時: 2012/08/16 16:11 JST