金環日食:観察グラスに一部不適切商品
毎日新聞 2012年05月18日 21時16分(最終更新 05月19日 00時58分)
国内の広範囲で21日朝に観察できる金環日食を控え、消費者庁は18日、日食観察用に市販されているうち20製品の調査結果を発表した。デメテル社(電話03・5911・1581)が販売した「日食観賞用グラス」について、遮光が不十分として「不適切」と判断した。目を痛め網膜症になる恐れがあるという。41個が販売され、同社が回収を進めていくという。
同庁は、室内の蛍光灯を見て形がはっきり見える▽可視光線や赤外線の透過率が高い▽LEDライトなど強い光をかざすとひび割れや穴が確認できる−−などの製品は危険としている。製品の説明書を読み、メガネを目にあててから太陽を見ることなど、注意を呼びかけている。【大迫麻記子】