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(15時間10分前に更新) |
【宜野座】宜野座村松田区の国道329号付近で11日、米兵2人がうつぶせになって国道へ銃を向け、訓練を行っていたことが15日までに分かった。目撃した名護市議の大城敬人さんによると、米軍キャンプ・シュワブを出た水陸両用車7台が11日午後、同区潟原海岸に上陸。山手側にあるキャンプ・ハンセンへ向かうため、車両が国道を横断する際、兵士2人が歩道の草むらでうつぶせになり、国道に向けて銃を構えたという。
また、車両が隊列を整えて横断するまで、銃で武装した兵士ら数十人が国道付近で約1時間にわたり待機した。
大城さんは「武装した兵士は物々しい雰囲気だった。県民が行き交う国道に銃を向けることは、あってはならない」と話した。当真嗣信区長は「やりたい放題で、住民をバカにしているとしか思えない。通行するだけでも迷惑なのに、銃を持った訓練は普通じゃない」と憤る。
2007年にも潟原海岸で米兵が国道に銃を向け、村などが抗議した問題があった。同区長は「基地がある限り状況は変わらない」。
県の又吉進知事公室長は基地対策課が沖縄防衛局に事実関係を確認中とした上で、「米軍は訓練時は地域住民を不安に陥れないよう配慮するべきだ」との考えを示した。