尖閣上陸問題 超党派議連、政府に厳正対処を求める声明
尖閣諸島の魚釣島に上陸するなどして、香港の活動家ら14人が逮捕されたことについて、超党派の国会議員による「国家主権と国益を守るために行動する議員連盟」は16日、日本政府に厳正な対処を求めるとする声明を発表した。
民主党の原口一博元総務相は「日本政府に厳正な対処を求めるとともに、各国の政府に対して、これまで積み上げてきた信義を守るように強く抗議をする」と述べた。
自民党の河井克行元法務副大臣は「無人島であることが、尖閣諸島が近隣諸国からの脅威にさらされている最大の理由ですから、尖閣諸島の有人化を図らなくてはいけない」と述べた。
声明では、逮捕された香港の活動家ら14人の扱いについて、「身柄の送検も含め、日本の国内法で厳正に対処する」ことを求めたほか、「尖閣諸島の実効支配を深化させる」方策として、魚釣島と久場島に避難港を設置することや、魚釣島の灯台の大型化、海上保安庁職員の常駐などを提言している。
議員連盟では、こうした内容を来週、政府に申し入れることにしている。