民主党は16日、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島(韓国名・独島)上陸や香港の活動家らの尖閣諸島上陸を非難する国会決議を衆参両院で行う方針を固めた。早ければ週明けにも採択される見通し。
民主党の城島光力国会対策委員長は16日、国会内で記者団に「世界に向けて日本の姿勢を出すべきだ」と説明。20日の政府・民主三役会議で国会決議案の提出を正式決定し、野党と決議文の文言調整に入る。衆院事務局によると、竹島や尖閣関連の決議は初めて。自民党の谷垣禎一総裁も16日の党外交部会で「領土問題は存在しないという我が国の主張をきちっとする必要がある」と強調した。