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O157 死亡女児も浅漬けから感染8月16日 19時53分
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札幌市の食品会社が製造した白菜の浅漬けが原因となった病原性大腸菌O157による集団食中毒で、今月、O157が原因で死亡した4歳の女の子も問題の浅漬けから感染していたことが分かりました。
札幌市などの高齢者施設では今月に入って、およそ100人が腹痛などを訴え、このうち2人が死亡して病原性大腸菌O157が検出され、市は札幌市の食品会社「岩井食品」が製造した「白菜の浅漬け」が原因の集団食中毒と断定しています。
札幌市では今月11日に4歳の女の子もO157が原因で死亡し、市は16日、女の子から検出されたO157の遺伝子の型が問題の浅漬けから出たものと一致したと発表しました。
市によりますと、女の子の家庭では「岩井食品」の浅漬けをスーパーで購入し食べていたということで、市は女の子も同じ感染源によるO157で死亡したと断定し、さらに調べています。
一方、症状を訴える人が相次いだ高齢者施設で、16日、新たに3人が死亡し、このうち、札幌市の施設の80代の女性からO157が検出されました。
ほかの2人は札幌市周辺の同じ施設のいずれも90代の女性で、北海道によりますと、O157は検出されていませんが、今回、原因となった浅漬けを食べていたということです。
道は、この2人も一連の食中毒が原因で死亡した可能性もあるとみて、関連を調べています。
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