尖閣上陸で逮捕の５人が那覇に

8月16日 9時3分

１５日、沖縄県の尖閣諸島の魚釣島に上陸するなどして逮捕された、香港の民間団体のメンバーら１４人のうち、上陸したメンバー５人を乗せた海上保安本部の巡視船は、午前９時前、那覇市の港に入港しました。
このあと警察署に身柄を移され、警察が上陸した動機などを詳しく調べることにしています。

香港の民間団体のメンバーら１４人を乗せた船は、１５日、尖閣諸島の魚釣島の沖合で日本の領海に侵入し、その後、島に上陸しとどまった５人と、船に乗っていた９人が、警察と海上保安本部にそれぞれ不法入国の疑いで逮捕されました。
このうち上陸した５人を乗せた海上保安本部の巡視船「くにがみ」が、１６日午前９時前、那覇市の那覇新港に入港しました。
５人はこれまでの警察の調べに対して、「ここはわが国で、不法上陸ではなく、パスポートも必要はない。逮捕は間違いだ」と供述し、容疑を否認しているということです。
このあと５人は那覇警察署など４つの警察署に移される予定で、警察が上陸した動機などを詳しく調べることにしています。
一方、海上保安本部が逮捕した９人は、１６日夕方までに那覇新港に到着する見通しで、警察と海上保安本部は、今後、１４人の身柄の扱いについて、入国管理局や検察などと協議することにしています。