アプリの命名と説明

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[このドキュメントは暫定版であり、変更されることがあります。]

アプリの名前と説明は、ユーザーが Windows ストアでアプリを見つけて認識するにあたり、重要な役割を果たします。

アプリの名前を予約するには、[ダッシュボード][アプリを提出する] を選んで新しいリリースの概要ページを開き、[名前] をクリックします。

アプリの命名

アプリの名前は、ユーザーがアプリを見つけたときに、最初に目に入る部分です。アプリを計画して設計する際は、ユーザーの目を引き、アプリの詳しい説明に引き込む名前を選びます。

アプリの表示形式

  ほとんどの場合、アプリの名前を表示する領域は限られているので、できるだけ短い名前を考えてください。名前が表示される場所の多くでは、長い名前の末尾はユーザーに表示されません。区別のための情報を名前の末尾に追加した場合、ユーザーがその情報に気付かず、アプリのバリエーションがすべて同じ名前に見える可能性があります。この問題を避けられない場合には、アプリの画像に別のアートワークを使って、バリエーションやバージョンの違いを判別しやすくすることをお勧めします。アプリ名がどのようにユーザーに表示されるかについて詳しくは、「アプリ名が表示される場所」をご覧ください。

創造的に

選んだ名前のいずれかを他人が既に使っている場合に備え、創造力を働かせて異なる名前やバリエーションをいくつか考えておきます。

  Windows ストアでの登録が開始されると、アプリの名前を予約できます。名前を予約した後は、12 か月以内にアプリを提出します。12 か月経過すると、予約は期限切れになり、他の開発者が自身のアプリにその名前を使うことができるようになります。

名前の予約ができない理由

Windows ストアで一覧に表示されていない名前であっても、新しいアプリの名前として予約できないことがあります。多くの場合、その理由は、他の開発者が既にその名前を予約していて、そのアプリをまだ提出していないことです。名前は Windows ストアに表示されるまでに、最大で 12 か月間、予約しておけます。

他の人が登録した商標名を使わない

アプリには、自分の所有となる名前を選ぶようにしてください。所有権のない名前を使った場合、その名前の所有者によって、アプリが Windows ストアから削除される可能性があります。このようなことが起こった場合は、もう一度認定用にアプリを提出する前に、アプリ名とその名前におけるすべてのインスタンス名を、アプリとコンテンツ全体にわたって変えなければならなくなります。

  アプリ名には metro という語句が含まれないようにしてください。metro という語句が含まれる名前が付いたアプリは認定に合格せず、Windows ストアに登録されません。

Windows ストアで、自分が商標などの法的権利を持っている名前を使っているアプリを見つけた場合は、マイクロソフトにお知らせください

アプリ名が表示される場所

アプリ名を付けるときには、そのアプリ名がさまざまな場所に表示されることを考慮してください。

アプリ名

アプリの名前を定義した場所とその方法によって、ユーザーにアプリ名が表示される場所が決まります。次の表に、アプリ名のこの 2 つの要素がどのように関連するかを示しています。

  表内の "W" の数は、最も幅広の文字 (ラテン文字セットでは "W") だけが使われた場合に、この文字をその要素内に何個表示できるかを示しています。これは、表示される文字の最小数を表します。実際に表示される文字の数は、名前に使われている文字と空白によって決まります。たとえば、Windows で使われている Segoe UI フォントの場合、10 個の "W" が入る幅に約 30 個の "I" が入ります。このように文字による違いがあるため、アプリを提出する前に、それぞれの場所で名前がどのように表示されるか確かめてください。

  東アジアの文字はラテン文字よりも幅広である場合が多く、表示文字数も少なくなります。

Package/ Properties/ DisplayName (最大 256 文字) Package/ Applications/ Application/VisualElements @DisplayName (最大 256 文字) Package/Applications/ Application/VisualElements/DefaultTile @ShortName (最大 13 文字)

Windows ストアのカタログ検索一覧またはカテゴリ一覧

"W" 15 文字分の幅

Windows ストアのカタログのアプリの内容

"W" 23 文字分の幅 (スナップされた場合は 17 文字分)

Windows Search の一覧

タイル内で "W" 20 文字分の幅 (10 文字分が 2 行)

Windows のスモール (正方形の) タイル

タイル内で "W" 20 文字分の幅 (10 文字分が 2 行)

○ (ShortName が定義されていない場合に使われます)

(省略可能)

Windows のワイド タイル

タイル内で "W" 22 文字分の幅

○ (ShortName が定義されていない場合に使われます)

(省略可能)

スタート画面および検索結果画面のタイルでのヒント

256 文字

 

アプリのタイルのヒント

アプリ名の長さがタイルの幅に収まりきらない場合、アプリ名をポイントするとヒントが表示されます。

アプリ名の長さがタイルの幅に収まりきらない場合に表示されるヒントのイメージ

アプリ名がタイルの幅に収まりきらない場合、Package/Applications/ Application/VisualElements/DefaultTile 要素の ShortName 属性で、アプリの短い名前を割り当てることができます。次に、ヒントで DisplayName 値が表示され、アプリのタイルで ShortName が表示されるようすを示します。

アプリに短い名前が指定されているとき、アプリ名の長さがタイルの幅に収まりきらない場合に表示されるヒントのイメージ

アプリのその他の名前

Windows ストアにアプリを提出するときには、ダッシュボードでアプリに予約した名前と Package/Properties/DisplayName の値が一致している必要があります。

表で説明した形で、名前の値がユーザーに表示されます。Windows ストアにアプリを提出する前に、アプリ マニフェストで Package/Identity 要素の Name 属性も定義しておく必要があります。この属性は、Windows ストアからアプリに割り当てられたパッケージ ID 名と一致していることが必要です。Windows ではこの値を使ってアプリを特定しますが、この値がユーザーに表示されることはありません。Microsoft Visual Studio Express 2012 RC for Windows 8 では、Windows ストア向けのアプリのパッケージを作るときにこの属性が設定されます。

アプリ マニフェストに必要なその他の値について詳しくは、「パッケージの詳細」をご覧ください。

Visual Studio Express 2012 RC for Windows 8 を使ってアプリのパッケージを作る方法について詳しくは、「Windows ストア用のアプリの準備」をご覧ください。

アプリの説明

説明が良いと、アプリが引き立ち、ユーザーがアプリを購入するための後押しになります。ここでは、ユーザーの注目を集めるような説明を書くためのいくつかのヒントを紹介します。

  • 既に Windows ストアで公開されている、同じようなアプリの内容ページを確認する

    他の開発者によるアプリの説明を見て、自分がその説明をどのように改良するか考えます。この一覧のその他の項目については、内容ページを念頭に置いて考えてください。アプリのアップロードのチェックリストは、印刷してメモをとるのに使うことができます。 アプリのアップロードのチェック リストに表示されているメタデータに対応する、アプリの内容ページの要素について詳しくは、「アプリの表示形式」をご覧ください。

  • アプリに、気を引くような名前を付ける

    既にアプリに名前を付けてあるかもしれませんが、もっと良い名前を思いついたら、変えるべきです。詳しくは、「アプリの名前を変更する方法」をご覧ください。

    名前はユーザーが最初に見るテキストであるため、説明の最も重要な要素といえます。その重要性に見合った扱いをする必要があります。

    ヒント  アプリのために予約できる名前の数には制限があるので、アプリの名前を予約する前に、検討中の名前を Windows ストア カタログで探してみてください。(一部の名前は、まだカタログに掲載されていないアプリのために予約されている場合があります)。競合するアプリと似た名前を選ばないようにしてください。ユーザーが間違って、競合するアプリの方を選んでしまうかもしれません。

  • 冒頭文で注意を引き付ける

    説明の冒頭は、ページ全体の中で最も重要な部分です (もちろん、アプリ名の次にですが)。冒頭でユーザーの関心をつかめなければ、ページの残りの部分は、ユーザーが読まないので無意味です。

    他のアプリがすぐそばに控えていることを忘れないでください。

  • ちょうど適切な長さにする

    良い説明は、短時間で読めて、しかも読者に興味を持たせる十分な情報量があるものです。長すぎも短すぎもしない、最適な長さにします。どれくらいが最適かはアプリによりますが、一般的には 600 文字から 9,000 文字の範囲でしょう。たとえば、アプリに多くの機能があったり、複雑であったりすると、長い説明が必要になります。単純なゲームであれば、ごく短い説明で十分でしょう。

  • アプリの重要な機能や特徴を箇条書きにする

    ユーザーは説明をざっと見て、アプリの面白そうな機能や特長を探そうとするでしょう。見やすいように、アプリの最も重要な 3 ~ 7 つのセールス ポイントを箇条書きで示します。他のアプリより優れた機能や特徴を強調します。

  • 無料の試用版アプリを提供する場合は、その機能についてユーザーに説明してください。

    無料のお試し期間を設けることは、購入前にアプリを試すチャンスをユーザーに与えるという非常にいい方法です。無料の試用版アプリを提供する場合は、アプリの動作でユーザーが驚くことがないように、その試用版アプリがどのように動作するかを必ず説明してください。

    無料の試用版アプリの提供について詳しくは、「アプリの試用版の作成方法」をご覧ください。

  • スペルや文法の確認を忘れずに

    編集者 (または文章が得意な友人) に説明を読んでもらいましょう。誤字、脱字、文法の間違いなどがある説明では、アプリ自体もずさんだろうと思われてしまいます。アプリの品質と同じように、文章の品質にも気を配ってください。

  • 楽しく快活な文章を使う

    せめて、無味乾燥な文章にはしないでください。自分のアプリの長所を示しましょう。ゲームの楽しさを伝えましょう。バックグラウンド ミュージックを流すだけのユーティリティでも、それを欲しい人がいるはずです。生き生きした楽しい文章で宣伝しましょう。形容詞を使い、ユーザーに直接語りかけます。たとえば、"このアプリは 12 曲のバックグラウンド ミュージックに対応しています" と書くのではなく、"最新の心地よい 12 曲をいつでもどこでも楽しめます" などと表現します。

  • アプリと最も重要な機能のわかりやすくて魅力的なスクリーン ショットを用意する

    アプリの性能が最もよくわかる場面や、一般的な使い方がわかるような状況を示します。 わかりにくい画像や、理想的でない状態で取られたスクリーン ショットは使わないでください (進行状況バーや保存画面が入り込まないようにしてください)。画像を使って、アプリのユーザー インターフェイスのしくみや、ユーザーが使うことになる主な画面や構成要素を紹介します。

    ゲームでは、これが特に重要です。目障りにならない範囲で、迫力のあるスクリーン ショットを取ります。また、ストーリーやしくみを少しだけ見せて、興味を誘うようにします。ゲームの雰囲気は壊さないようにしつつ、美しい画像や特殊効果を強調して見せます (画面全体の爆発表現などは、プログラミングの技術の高さを示せるとしても、魅力的なスクリーン ショットにはなりません)。

    Windows ストアの編集チームは、Windows ストアのプロモーションのエリアで、アプリの紹介をしばしば行います。アプリを上手に宣伝できるプロモーション用の画像を用意して、プロモーションにアプリが取り上げられるようにしましょう。

 

 

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