日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムです。


  1. 格闘技
  2. ニュース

格闘技のRSS

西岡「強さ証明」4階級王者ドネア戦発表

王座統一戦が決まり、ベルトを肩に拳を突き出す西岡(撮影・宮川勝也)
王座統一戦が決まり、ベルトを肩に拳を突き出す西岡(撮影・宮川勝也)

 村田の五輪金メダルの次は、プロが魅せる-。WBC世界スーパーバンタム級名誉王者西岡利晃(36=帝拳)が10月13日(日本時間14日)米カリフォルニア州カーソンで、IBF&WBO同級王者ノニト・ドネア(29=フィリピン)と対戦することが15日、都内で発表された。3団体の王座を懸けた歴史的な統一戦。西岡は昨年10月のV7後から世界4階級制覇王者でもあるドネア1本に標的を絞った。先月には米国に乗り込んで直談判。約1年をかけて実現したビッグマッチにボクシング人生のすべてを懸ける。

 究極の一戦だ。WBC名誉王者西岡と世界4階級制覇王者ドネアとの王座統一戦。両者のファイトマネーを合わせると200万ドル(約1億6000万円)を超える。「一番強い相手で、一番燃える試合。ぼく自身がワクワクして楽しみにしています」と満面の笑みを浮かべた。

 昨年2月、元世界王者の長谷川をTKOしたモンティエルを、左フック1発で倒したドネアを見て、存在を意識し始めた。同年10月、米ラスベガスでのV7戦で、元2階級王者マルケスを撃破すると、ドネア1本に標的を絞った。だが、そこからが長い道のりだった。

 ビッグネームとの対戦は簡単ではない。年が明け、春が来て、夏が来ても反応はない。心中は不安でいっぱいだったが「練習のときは常に、ドネアが目の前にいました」と対戦を信じて汗を流した。先月には渡米し、本人に直談判。「自分の強さを証明するためにも、強い相手と戦いたい」との執念でビッグマッチを実現させた。

 ボクシング界は村田諒太の48年ぶりの五輪金メダルで盛り上がる。「アマも含めて、これからはプロも世界に出て、強い相手とのビッグファイトをファンに提供しないといけない。ボクシングの面白さを伝える試合をしたい」。アマの村田に続き、今度はプロが世界の大舞台で「日本代表」の誇りをリングにぶつける。

 36歳2カ月での世界戦勝利なら、自身の最年長記録の更新となる。約1年ぶりの実戦となるが「36歳? 10歳間違えてますよ。まったく衰えは感じないし、衰えを感じた瞬間にやめてますから」とブランクの不安はない。会見後の練習でも、切れのある動きを披露した。「こんな試合をできるのだから幸せ。体が軽い」。最強王者との究極の一戦で、プロの迫力と強さを見せる。【田口潤】

 [2012年8月16日9時1分 紙面から]





25,200円
ジョンストン アンド マーフィー JOHNSTON & MURPHY ビジネスシューズ (ブラック)
ショップへLOCONDO
25,200円
ジョンストン アンド マーフィー JOHNSTON & MURPHY ビジネスシューズ (ブラック)
ショップへLOCONDO
7,182円
ビズ アート 防水ビジネスシューズ / BIZ ART WATERPROOF BUSINESS SH
ショップへLOCONDO


購読申し込み