2012.8.16 11:13

間寛平、南三陸町で笑い取った「パンプキ~ン」

男の子を抱きしめる間寛平。消防士への夢を聞き、気持ちを新たにした(気仙沼市)

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 東日本大震災の被災地を9日間で縦走する「みちのくマラソン」を敢行中のタレント、間寛平(63)が第3日の15日、宮城県気仙沼市の「復興屋台村 気仙沼横丁」から、同県石巻市の「北上消防団第三分団小滝班ポンプ置き場」まで約55キロを駆け抜けた。

 午前6時、スタート地点に住民ら約20人が見送りに集まった。握手を求める男児(11)に、寛平が将来の夢を聞くと「消防士。お父さんが消防士をやっていて、震災の時にみんなを助けたから」。ぐっと抱きしめ、気持ちを新たにした。

 気仙沼市の小泉小学校近くの仮設住宅に立ち寄り、「津波の教え」と書かれた石碑の前で記念撮影。大好評となっている「うんばらば~」を行く先々でやったほか、午後6時のゴール後に訪れた南三陸町の仮設住宅では、アースマラソンの際に米国で編み出したギャグ「パンプキ~ン」を披露し、笑いを取った。

 アップダウンがきつく後半はバテ気味。それでも距離を稼ぎ、予定より約3キロ多く走った。寛平は「温かい声援に、食べ物などいろんなものを頂いて、うれしいです。おかげで絶好調です」と元気いっぱいだ。

(紙面から)