'12/8/14
断酒支援「だるま会」が15年
アルコール依存症患者を支援する広島市の市民団体「だるま会」が28日、結成15周年を迎える。これまで約330人の断酒の苦しみに寄り添い、社会復帰を助けてきた。26日午後1時から、西区地域福祉センターで記念行事を開く。
だるま会は1997年、かつて夫が依存症だった看護師の長谷公子会長(75)が発足させた。毎週木曜日の午後3〜5時、中区榎町のビルで無料座談会を開催。患者や家族から症状の変化を聞き取り、服薬のタイミングを助言する。参加者同士で成功例や失敗談を明かし合うこともある。
9日は76〜45歳の男女17人が参加。5年前に断酒した東区の男性(55)は「母ががんを発症したのがきっかけ。やはり依存症だった父は肝硬変で死に、自分も同じようになったら母に申し訳ないと思った」と涙ぐみ明かした。
会名の由来は「失敗しても、立ち直ればいい」。長谷会長は「解雇や多重債務、離婚、子どもの不登校など、アルコール依存は複合的な問題を引き起こすことも。焦らずしっかり支えていきたい」と話す。
記念行事では、会員や国立病院機構岩国医療センターの藤本明精神・環境医学診療部長たちが講演する。無料。定員100人。長谷会長=電話090(4140)0453。
【写真説明】アルコール依存症患者や家族の悩みに耳を傾ける長谷会長(奥)