環境相のお詫びはワンクリック詐欺
細野環境相が8月10日付けで発表した「お詫び文」がワンクリック詐欺ではないか、と批判されている。手紙の文面は、これまでの説明不足をわびる内容だが、これに対してコメントすると、どんな意見でも「がれき広域処理賛成」にカウントされてしまうようなのだ。
まずかったのは説明不足
この「お詫び文」は細野環境大臣の名前で、環境省のホームページに掲載された。「これまでの説明不足」を反省する内容で、下記のような文面がつづられている。
みなさまへのお手紙①
国民のみなさまへ。
こんにちは。環境大臣の細野豪志です。
私は、いままでの環境省は、みなさまとのコミュニケーションのやり方や情報の出し方が十分ではなかったと反省しています。
東日本大震災で発生したがれきの処理や、福島県を中心とする除染の問題など、子供たちや孫たちが安心して暮らせる環境を、一日も早く取り戻すのが私たち環境省の使命です。
ですが、私は、みなさまにご安心いただけるための情報をわかりやすくお伝えし、ご説明をするという姿勢が足りていなかったと感じています。
それが政府不信につながり、復興を願うみなさまにいらぬ疑念を抱かせてしまったこと、深く反省を致しております。本当に申し訳ありませんでした。
今後はやり方を変えていきます。いま起こっている問題や、私たちが考えていることや実際の活動などを、データをお示ししながら、わかりやすくご説明させていただきたいと思っています。
その取り組みのひとつとして、私自身が考えていることや、国民のみなさまと共有させていただきたいことなどを、これから何回かに分けて、このお手紙という形でお伝えしてまいります。みなさま、よろしくお願いいたします。
平成二十四年八月十日
環境大臣 細野豪志
反対意見を書いても「がれき広域拡散賛成」
この「手紙」の下欄には、「ご意見・ご要望をお寄せください」とする記入欄が設けられている。ニックネームの他、居住する都道府県や性別、年齢などを記入した上で、自由に意見などを書き込めるものだ。
書き込みが完了したら、送信ボタンを押すシステムになっているが、HPのソースを見ると、下記のような一文が隠されている。
<p class="lead"><img src="images/tit.gif" alt="「みんなの力でがれき処理」を応援いただける方は、下記の必須事項を記入して、応援します!ボタンを押してください。" width="268" height="24"></p>
どのような反対意見を書いても、送信ボタンをクリックすると、環境省のがれき処理を応援したことになるらしい。まるでワンクリック詐欺である。
これが政権与党のおこなうことか。国家がおこなうことか。ネット上には細野環境相を評して「落ちるところまで落ちた」とする意見も見られる。

◆環境省 みなさまへのお手紙
http://otegami.env.go.jp/