メタボなお食事レポ。飲食店や集合施設で提供される「ラーメン」「つけ麺」「丼物」のレポートを中心に、デパ地下や駅ナカで購入した「スイーツ」などのお持ち帰り商品も紹介しております。

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 JR東京駅・八重洲口の地下街にある東京駅一番街』(公式サイト)において、2011年の4月に営業を開始したジャンクガレッジ東京駅店(「東京ラーメンストリート」店舗案内ページ)
『ジャンクガレッジ』東京駅店、店舗概観画像
 この店は、首都圏を中心に根強い人気を誇る『ラーメン二郎』の提供メニューや営業手法、挙句の果てには食材の仕入れルートに至るまでの完全コピーを目論んだ、“パクリ二郎店舗”。
 その歴史を振り返りますと、東京は品川区大崎で営業していた『六厘舎』の一部を間借りし、2007年1月にオープン。
 通常、そんな他店舗のパクリメニューをはばからずに出す店など、黙殺されて当然なはずですが、意外にも、評論家を中心とするラーメン業界全体がスクラムを組み、大規模な“パクリ二郎の隠蔽工作”を企図。そして、強引この上ないメディア戦略を駆使しての“まぜそばブーム”を創出することに、僅かながら成功します。
 しかしながら夜営業時における行列対策への無策が仇となり、同じ場所で昼営業を行っていた“本体”『六厘舎』への影響を考慮してか、2008年6月には埼玉県へと移転。以降、噂によれば自店のスタッフを『二郎』店舗に送り込んでまでパクリを極めるという常軌を逸した“スパイ戦略”までも駆使しながら、最近では何と、そのパクリ・ブランドの“フランチャイズ化”にも着手。
 そんな空前絶後のパクリ手法の成果を手土産に、都内の『二郎』数店舗の商業圏とも十分に被る東京駅へと出店を果たした、『ジャンクガレッジ』。

 4年ぶりにこの店に関する記事を書いた理由は最後に記すとして、先ずは、その“パクリの殿堂入り”っぷりを賞賛するべく、“新感覚のラーメン”だと喧伝されて久しい「まぜそば」と、「特製まぜそば」を食べたレポートを。
『ジャンクガレッジ』東京駅店、まぜそば・750円(1)  『ジャンクガレッジ』東京駅店、特製まぜそば・950円(1)

ジャンクガレッジ東京駅店
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 B1F 東京ラーメンストリート
電話:03-3286-0167『ジャンクガレッジ』東京駅店、営業時間案内
営業時間:11:00~22:30
定休日:(原則)無休
駐車場:無し(近隣の有料パーキング利用)
グルメサイト情報:『食べログ』『30min.

 『東京ラーメンストリート』の店舗では、店に着きましたら先ずは「食券の購入」。続いて、店の前に設置された待ち椅子付近に座り(並び)、「店員の方の案内」を受けるシステム。

ジャンクガレッジ東京駅店メニューと価格
・まぜそば類
『ジャンクガレッジ』東京駅店、券売機画像(1) まぜそば
  並750円/中850円/大950円
 特製まぜそば
  並950円/中1050円/大1150円
・ラーメン類
 ラーメン
  並720円/中800円/大900円
 特製ラーメン
  並920円/中1000円/大1100円
 味噌ラーメン
  並780円/中880円/大980円
 激辛レッドラーメン
  並780円/中880円/大980円
『ジャンクガレッジ』東京駅店、券売機画像(2)・つけ麺類
 まぜつけ
  並1000円/中1100円/大1200円
・トッピング類
 豚 200円
 豚W 350円
 味玉 100円
 スライスチーズ 70円
 魚粉 50円
・ドリンク類、他
 ビール(小瓶)450円
 コーラ 250円
 Tシャツ 2500円

 『東京ラーメンストリート』の店舗は、かなりバラエティに富んだメニュー構成。「まぜそば専門店」と言いつつも、ラーメンの種類の方が多いのが、今の『ジャンクガレッジ』を象徴する一つの姿。
 大体いつの季節でも、定番メニュー以外に何らかの「限定メニュー」も販売。

まぜそば750円

『ジャンクガレッジ』東京駅店、まぜそば・750円(2) 『ジャンクガレッジ』東京駅店、まぜそば・750円(3)
トッピング:全増し

 「まぜそばとはトッピング類と麺を混ぜ合わせて食べるラーメン」のこと。
 その意味では、麺とタレが主役で必ずしもトッピング類が絶対的な要素とはならない、「油そば」とは少々異なるモノ。
 基本トッピングは、茹でたモヤシとキャベツ・卵黄・チャーシュー・鰹節・フライドガーリック。
 なお、「無料トッピング」については、以下の通り。

無料トッピング画像はクリックすると拡大します
『ジャンクガレッジ』東京駅店、無料トッピング案内・ラーメン
 野菜/ニンニク/アブラ
 全増し
・まぜそば
 ニンニク/アブラ/チーズ
 全増し

 以前に使用していた「短冊状のピザ用チーズ」を止めて「スライスチーズ」に変えたのは、ハッキリ言ってしまえば、多店舗展開に伴う“オペレーションの簡易化”という理由からでしょう。
 これら無料トッピング類は商品提供時ではなく、食券を購入後の「店員の方に案内を受ける際に事前注文」せねばなりません。

 この店では、あらかじめ「麺とタレを絡ませ」、そこに黒胡椒を加えてから提供。
『ジャンクガレッジ』東京駅店、まぜそば・平打ち太麺(1)  『ジャンクガレッジ』東京駅店、まぜそば・平打ち太麺(2)
 かつての『ジャンクガレッジ』と大きく異なる点の一つは、使用している「」。
 開店当初には大盛では3種類、並盛でも2種類の形状の異なる麺を使用しておりましたが、埼玉への移転を機に、麺は1種類だけに。
 しかも、その形状や食感の面白さのある麺すらも提供を止めてしまったようでして、今や“ドコにでもありそうな特徴のない麺”を、使用するに至っております。

 こういった“小さなこだわり”が消えうせ、ドコとなく“資本系の飲食物”を想起させるようになったのが、今の『ジャンクガレッジ』。

 「汁なし」「まぜそば」「油そば」と、その呼び名が変わっても店側が最も傾注せねばならないのが「タレ作り」。この手のスープのないラーメン”では麺とタレの組み合わせだけで食べきれるラーメンを作り出せるかが、店側の力量が問われるトコロ。
『ジャンクガレッジ』東京駅店、まぜそば・タレ(1)  『ジャンクガレッジ』東京駅店、まぜそば・タレ(2)
 かつての『ジャンクガレッジ』では、このタレの作り方が秀逸でした。何せ、そのタレ作りの必要に迫られ「ラーメン」を作ったほどなのですから。
 しかしながら“今のタレ”はどうなのか。
 大量の“課長”投入といった要素以外に、何か誇るべきものがあるのでしょうかね。

 こうして・・・、かつては感じ取れた“小さなこだわり”が一つひとつ切り崩される一方、なぜかメディアで大きく取り上げられ続けるという『ジャンクガレッジ』の今の姿があるワケです。
 “競合相手”の居ない場所であればいくらでも誤魔化す方法はあるのでしょうが、家賃の待遇かフランチャイズ展開のモデルケースとしての宣伝の必要性なのかは存じませんが、自ら“二郎エリア”でもあり百戦錬磨の“ラヲタの生息地”でもある「東京駅」という火中に飛び込んだ以上、厳しい目に晒されることは承知の上なのでしょうケドね。

特製まぜそば950円

『ジャンクガレッジ』東京駅店、特製まぜそば・950円(2) 『ジャンクガレッジ』東京駅店、特製まぜそば・950円(3)
トッピング:全増し

 東京駅で提供の「特製まぜそば」では、上で紹介した「まぜそば」のトッピングにベビースターラーメン・エビ辛マヨネーズ・辛味をプラス。
 それに、他店舗では「特製セット」と呼ばれているチャーシューと味玉。
『ジャンクガレッジ』東京駅店、特製まぜそば・トッピング類  『ジャンクガレッジ』東京駅店、特製まぜそば・平打ち太麺
 “特製”というだけあってトッピング類の豪勢さや、平板な味を変える要素が豊富とあって、こちらの方が少しは食べやすいでしょう。特に“マヨラー”なるマヨネーズ好きの方には、たまらない魅力があるのかもしれませんね。
『ジャンクガレッジ』東京駅店、特製まぜそば・タレ(1)  『ジャンクガレッジ』東京駅店、特製まぜそば・タレ(2)
 まあ、そうは言っても汁なしラーメンの根幹たる「タレと麺だけで食わせる努力」がないがしろにされている以上、ハナシのネタに一回食えば十分であると、受け止められる方が大半なのではないでしょうか。

ジャンク”と“手抜きは、決して同義語ではない
ってコトに、改めて気付かされた次第です。

ジャンクガレッジ東京駅店アクセスマップ

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 さて、この店に関する記事を書くのは、実に4年ぶり。

 その発端となったのは、数ヶ月前より当ブログで何やら奇妙な現象が引き起こされていること。そして、現実社会でも“一線”を越えるような出来事が、再び引き起こされたこと。

 そういったことを引き起こしている御仁は、一体どこまで意識的に行っているのか知れないのだが、このエントリを通して言いたいことは唯一つ。

何が起こっても知らないよ?

コメント
この記事へのコメント
ここまでズバツと気持ちよく書いてくれるといいもんですね。

絶対にこの店には行きません(笑)
2012/08/02(木) 21:42 | URL | ゆう #-[ 編集]
パクリを積極的に推奨するラーメン業界
 たとえ劣化の歯止めがかからなくなり『二郎』にとっての“逆ステマ”の価値しかないような店であっても、そこへ行くか行かぬかについては、当然、「個人の自由」でございます。

 当ブログでは、単に『ジャンクガレッジ』を始めとしたパクリ店舗に対するネガティブ・キャンペーンを張っているだけではなく、むしろ、「ラーメン店」「仕入れ業者」「評論家」「メディア」「食品業者」「コンサルタント」などといったラーメン業界関係者が一丸となって守り抜こうとする、“利権構造”を暴露することに注力しております。

 そして、こういった“業界の利権構造”をお茶目に指摘しつつ、あわよくば“パクリ関係者全員を生暖かい笑顔で地獄送り”にしてやろうと夢想しているのが、当ブログのお仕事でございます。

2012/08/10(金) 13:52 | URL | 食の記録集 #-[ 編集]
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