韓国政府、独島を「国家地質公園第1号」に指定へ

 韓国政府は独島(日本名:竹島)を今年中に「国家地質公園第1号」として指定することを決めた。

 古代に火山が爆発して形成された独島の地質学的な重要性と、優れた景観などを考慮し、独島に国内法上の自然公園としての地位を付与することにしたのだ。

 環境部(省に相当)の関係者は15日「慶尚北道は今月中、あるいは遅くとも来月には鬱陵島・独島および周辺海域について、国家地質公園の認定を申請する見込みだ。この申請が行われれば直ちに『地質公園委員会』を招集し、審議を行った上で、今年中には独島をはじめ鬱陵島および周辺海域を国家地質公園として認める方針だ」と明らかにした。

 国家地質公園(ジオパーク)とは、地質的・景観的価値が優れた地域を保全し、教育や観光事業などに活用するため、国が指定・管理する公園を指す。この「地質公園規定」は、今年2月に改正された「自然公園法」に初めて盛り込まれた。

 それまで自然公園法上の自然公園は、国立・道立・郡立の3種類しかなかったが、今年の初めに地質公園が新たに追加された。

 地質公園として指定されれば、ほかの自然公園のように政府や地方自治体の予算でさまざまな教育プログラムや体験プログラムを開発することができ、学生など一般人による独島訪問も活発化すると見込まれる。

朴恩鎬(パク・ウンホ)記者
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