1831 中国は見る(881) 尖閣諸島で 海保巡視船と中国漁船が衝突(2) 日中対決
1.鳳凰観察:尖閣諸島での衝突事件 日中とも譲歩せず
2.日中“尖閣諸島衝突事件”分析
1.凤凰观察:钓鱼岛发生撞船事件中日互不退让
2010年09月08日 00:15凤凰卫视
2.中日钓鱼岛撞船事件分析
凤凰博客木灰
1.鳳凰観察:尖閣諸島での衝突事件 日中とも譲歩せず
中国の漁船が7日午前、尖閣諸島(中国名:釣魚島)の北西海域で、日本の海上保安庁の巡視船に衝突した。 日本側保安官が漁船に乗り込んだ。 現在、事件は広がりを見せている。 漁船衝突事件は両国関係や東シナ海の動向にどう影響するか、鳳凰観察が取材した。
日中の尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題の主権争い、年初来、トラブルが急増している。
1月、日本は中国船が尖閣諸島に近づいて軍事調査を行っていると発言。
8月、中国の海洋調査船がまた尖閣諸島付近の海域、いわゆる日本の“排他的経済水域”で活動し、近くには中国の警戒船がいた。 調査船は日本の艦艇から警告を受けていた。
これ以前も尖閣諸島付近では衝突があった。 多くは漁船や釣魚島守備船などで、そのため日本の国土交通省は、中国側の漁船の情況をはっきりさせる必要があると発言していた。 現在、船舶と乗組員はすべて日本側の支配下にある。 船舶の属性をどう確定するかが、日中のこれからの外交問題の焦点の一つとなる。
事件発生後、日中はそれぞれ衝突事故について、相手国に抗議している。 双方がこの問題で決して譲歩する考えのないことを示している。
これより前、日本政府が25の離島を“国有化”する決定をしたとの報道があった。 その中には釣魚島(尖閣諸島)を含んでいるが、しかし実は国有化の島は、釣魚島(尖閣諸島)の中の2つの島だけだ。 日中が主権を争っている魚釣島では
ない。 しかし、これらの離島が日本の中央政府の統一的支配下に置かれたら、間違いなく軍隊の駐留、演習などの行動に便宜を提供することになる。
日本と米国は12月に、日本の南西海域で日米共同で“離島奪還”の軍事演習を行う予定である。 これは中国に南西諸島を防衛する能力を見せるためだと見られている。 9月3日、米国のバージニア級原子力潜水艦「ハワイ」が初めて須賀の米軍基地に寄港し、米国の東アジアへの攻撃型原潜の配置を見せつけた。
今年7月、日中の東シナ海ガス田問題の交渉はなんら進展をみせず、 この地域の武力対峙を激化させた。 日中は今年秋に2回目の交渉を行う予定である。
2.日中“尖閣諸島衝突事件”分析
9月7日午前、中国の漁船が尖閣諸島(釣魚島)海域で、日本の2隻の巡視船と衝突した。 このあと、乗組員は日本側に拘留され、逮捕された。 《読売新聞》は昼ごろ真っ先にこのニュースを発表した。 日本側の報道によると:
朝10時15分、尖閣諸島(中国名:釣魚島)の久場島の北北西12キロの領海内で、日本の海上保安庁の巡視船「よなくに」()は違法操業していた中国の漁船を発見した。 中国漁船はこのあと逃げ出し、そして日本の巡視船に衝突した。 「よなくに」の船尾はぶつけられ、甲板の支柱が損傷を受けた。 怪我人はいなかった。
このあと、別の巡視船「みずき」()が現場へ急行した。 しかし、中国の漁船は停船命令に従わず、航行を続けた。 10時56分、中国漁船は久場島から北西15キロのところで突然針路を変え、追尾していた「みずき」に衝突した。 「みずき」の船体はぶつけられてメートルの長いひびが入り、支柱数本が折れた。
午後1時、漁船は停船し、「みずき」の保安官が中国の漁船に乗り込んだ。 漁船の損傷情況は不明である。
事件後、中国外交部はこの事件について強い関心を示し、日本は釣魚島(尖閣諸島)付近でパトロール活動を行ってはならないし、中国の人員の安全を脅かしてはならないと反発した。 そして日本の丹羽宇一郎駐中国大使を呼び出した。 日本側の反応も同様に強硬で、中国漁船の船長を逮捕したと発表した。 日本の外務省アジア局は在日中国大使館の公使を呼び抗議した。 前原誠司国土交通相は7日の記者会見で、中国漁船は違法操業で、“無害航行であるなら、いかなる国の船舶でも通ることができる。 しかし、漁をすることはできない”と述べた。
7日午後、私達がこのニュースを報道する時、日本のメディアが伝えた中国の漁船名“閔晋漁5179”から、いろいろと連絡を重ねた末、この漁船の船主にたどり着いた――福建省晋江市の呉さんである。 驚いたことに、船主の呉さんはこの事件について、記者やメディアほどわかっていなかった。 呉さんに日本のメディアが発表している事件の報道を伝えた直後、呉さんは鳳凰衛星テレビの独占取材を受けて、この漁船の多くの細い点について語った。 呉さんが言うところでは、日本側の衝突事件の説明に疑問点がたくさんあるようだった。
呉さんは、“「閔晋漁5179」は4,5日前に出航し。 8日に帰港するはずだった。 普通、船員との連絡は、すべて船員の方から電話をかけてくることになっていた。 最後に船員から受けた電話は6日の朝で、漁船の事故が起きたのは7日午前だった。 船には全部で15人が乗り込んでいる。 すべて中国人だ”と語った。 日本側が言う中国漁船は違法操業だということについて、“漁船は公海上で魚を獲っていました。 この釣魚島は公海でしょう。 だから私達は魚を獲ってました。 これまでも何隻もの漁船が、日本側の理不尽な退去命令に遭っています”という。
最大の疑問点は日本側が言う中国漁船が日本の巡視船にぶつかり、損傷を与えたという言い方だと言う。 呉さんによると、中国の漁業船の長さは37mである。 日本側の「よなくに」[Yonakuni]は89、重さは1349トンある。 もう一つの巡視船の長さは46m、重さ197トンである。 中国の漁船が一隻目の大きな船にぶつかり、それから規模がだいぶ小さい二隻目の巡視船の追撃に遭い、2度目の衝突を起こし、やっと停船した。 呉さんは、中国の小さい漁船が日本の巡視船にぶつかるなんて断じてあり得ない。 まして、追撃している「よなくに」の損傷がなんで船尾なんでしょう。 小さい漁船と巡視船が衝突したのに、小さい漁船は被害も受けずに無事に引き続き航行し、「よなくに」の方が船体に損傷を負い追撃を停止したなんて、こんなこと常識では考えられません。
地図の位置から見ると、久場島は釣魚島の群島の中で中国大陸に一番近い島で、西方方向が中国大陸です。 日本側のメディアが伝えている中国の漁船がこの島の北西部で操業していたというのは信用できる。 1回目の衝突事件が起こった後、中国漁船の航行ルートも北西方向に向かっている。 中国方面に向かって帰航する途中、日本の巡視船に取り押さえられたと判断できる。
この他、2回目の衝突事件は日本時間の10時56分に起こり、漁船は停船させられた。日本側の保安官が乗船したのは1時である。 2時間の間に、日本側は中国の船舶を取り押さえた。 船主の呉さんは、この間、何度も船舶に連絡したが電話はつながらなかった。 7日の夜まで、ずっと中断状態が続いた。 このことは明らかに日本側が“犯人逮捕”でこの事件を処理しようとし、中国側の漁船員に本国の外交担当者と連絡をとり訴える機会も与えなかったように思える。
以上の2つの疑問点について、日本側は説明をしていない。 ここ数年来、日中の漁船は釣魚島海域で絶えず摩擦を起こしている。 日本は先月、近い将来、南西の島を“国有化”すると宣言した。 日本がその“領土”を断固として守る態度を表明している。 今、中国の黄海情勢は緊迫し、米韓両国が大軍を中国国境に動かそうとしているのを考える時、今回の日中の釣魚島での波瀾で、東シナ海の情勢はますます急を告げている。
1.凤凰观察:钓鱼岛发生撞船事件中日互不退让
一艘中国渔船,7日上午在钓鱼岛西北海域,撞上日本海上保安厅巡逻船。日方人员登船,目前事件仍在发展之中。撞船事件将如何影响两国关系,东海动向,请看凤凰观察。
中日在钓鱼岛问题上的主权争议,今年以来升级为摩擦频繁。
1月,日本称中国调查船逼近钓鱼岛进行军事探测。
8月,中国海洋调查船再到钓鱼岛附近海域所谓日本“专属经济区”活动,附近伴有一艘中国警戒船。调查船遭到日舰警告。
此前,钓鱼岛附近冲突,多涉及捕渔船或保钓船只,因此日本国土交通部提出,有必要弄清中方渔船的情况。但目前船只以及船上人员都受到日方控制,船只属性如何确定,将成为中日接下来外交风波焦点之一。
事件发生后,中日分别就撞船事故,向对方提出抗议,显示双方并不打算在这一问题上退让。
早前有报导指,日本政府决定“国有化”25个离岛,其中包括钓鱼岛,但其实国有化岛屿中,只包含钓鱼列岛中的两个较小岛屿,而不是中日存在主权争议的钓鱼岛。但由于这些离岛将归日本中央政府统一调配,无疑为驻军,演习等行动提供便利。
日本和美国计划12月在日本西南海域举行联合夺岛军演,向中国展示守卫西南诸岛的能力。 9月3日,美国弗吉尼亚级“夏威夷”号核潜艇首次在日本横须贺美军基地停靠,再次显示美国在东亚的部署属於攻击性质。
今年7月,中日东海油气田问题谈判未能取得实质进展,也加剧了这一地区的武力对峙。中日原计划今年秋天举行第二轮谈判。
周轶君 报导
2.中日钓鱼岛撞船事件分析
2010-9-8 10:17:18 凤凰博客 木灰
9月7日上午,中国一艘渔船在钓鱼岛海域和日本两艘巡逻艇相撞,随后船员被日方人员羁押、逮捕。日本《读卖新闻》在中午率先披露出这个消息,日方的报道称:
早上10点15分(中国时间9点15分),尖阁群岛(即我国钓鱼岛)之一的久场岛西北偏北方向12公里领海处,日本海上保安厅巡逻艇与那国号(Yonakuni)发现一艘违法作业的中国渔船。中国渔船随后逃走,并与日本巡逻艇发生碰撞。与那国号船尾被撞,一根甲板支柱受损,无人受伤。
随后,另一艘巡逻艇水城号(Mizuki)号赶往现场,但中国渔船不听从停船命令,继续航行。10点56分(中国时间9点56分),中国渔船在距久場島西北15公里处突然改变航向,与尾行追随的水城号相撞。水城号船体被撞出3米长的裂痕,支柱坍塌数根。
下午1时(中国时间12点),渔船停船,水城号上的海上保安官进入中国渔船内。渔船方面受伤情况不明。
事后中国外交部针对此事件表示严重关切,指出日本不得在钓鱼岛附近进行维权活动,更不得进行危及中国人员安全的行为,并约见日本驻华大使丹羽宇一郎。日方反应同样激烈,宣布已经逮捕中国渔船船长。日本外务省亚洲局已经召见中国驻日本大使馆公使提出抗议。日本国土交通相前原诚司7日在记者会上表示中国渔船违法作业,“若是无害通航,任何国家的船只都可以通过,但不能进行捕鱼作业”。
7号下午,我们组里在报道这条新闻时通过日本媒体透露出的中国渔船牌号“闽晋渔5179”,辗转联系到了这艘中国渔船的船主——位于福建晋江市的吴先生。令人惊讶的是,船主吴先生对此事的了解竟然还不如记者和媒体了解的多。向吴先生通报了日本媒体披露出的事件报道后,吴先生接受了凤凰卫视的独家连线采访,透露了这艘渔船的多个细节。据吴先生所说,日方关于撞船事件的描述似乎大有疑点。
吴先生提到,“闽晋渔5179”是在4、5天前出海的,原本定在8号返航。平常吴先生和船员的联系都是船员主动打电话给他。最后一次他接到船员的电话是在6号早晨,而渔船出事是在7号上午。吴先生说,船上共有15名船员,全部为中国人。对于日方所称的中国渔船违法捕鱼的事情,“渔船是在公海上捕鱼,因为这个钓鱼岛是公海,我们是捕鱼的,此前也有几条渔船遭到了日方的无理驱逐”。
最大的疑点在于日方所说的中国渔船与日本巡逻艇碰撞、将其撞坏的说法。据吴先生说,中国的渔业作业船长度仅仅有37米。而日方的与那国号[Yonakuni]号则长达89米,重量达1349吨。另外一艘巡逻艇长度46米,重量197吨。而中方的渔船竟然将第一艘庞然大物撞坏,又遭到第二艘规模小了许多的巡逻艇追击并发生二度碰撞,才最后被迫停船。吴先生表示,中方的小渔船是断不可能将日方的巡逻艇撞坏的,况且,理应处于追击位置的与那国号[Yonakuni]号竟然伤在船尾。小渔船与巡逻艇相撞,小渔船安然无恙继续航行,而与那国号[Yonakuni]却船身受损停止追击,这于常理似乎说不过去。
从地图位置上看,久场岛是钓鱼岛群中距离中国大陆最近的岛,西方方向就是中国大陆。日方媒体所说的中国渔船在该岛西北部作业相对比较可信,而发生第一次碰撞事件后中方渔船的航行线路也是朝向西北方向,可以判断是在朝中国方面返航之中遭到日本巡逻艇扣押。
另外,第二次碰撞事件发生在日本时间10点56分,而渔船被迫停船,日方人员登船是在日本时间1点,期间两个小时之内,加上日本方面扣押中国船只之后的时间,作为船主的吴先生屡次与船只联系都没有接通电话。直到7号晚间为止,联系一直处于中断状态。可见,日本方面完全是按照“逮捕罪犯”的程序和态度来处理这起事件的,未有给中方渔船人员任何与本国外交人员联络和申诉的机会。
以上两个疑点日方均未给予解释和说明。近年来,中日渔船在钓鱼岛海域摩擦不断。日本上月宣布拟将西南岛屿“国有化”,标志着日本保卫其“领土”的坚决态度。考虑到现在中国黄海局势紧张,美韩方面大兵压境,此次中日钓鱼岛再起波澜,中国的东海局势愈发阴霾。
« 1830 中国は見る(880) 深津绘里 《悪人》で、モントリオール映画祭の最優秀女優賞受賞 | Main | 1832 中国は見る(882) 尖閣諸島で 海保巡視船と中国漁船が衝突(3) 中国外交部の見解 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 2511 中国は見る(1341) 日本 尖閣“国有化”の方針 (15) 石原慎太郎 《ウォール・ストリート・ジャーナル》紙に「尖閣」支持の広告掲載(2012.08.03)
- 2509 中国は見る(1340) 日本 尖閣“国有化”の方針 (14) 中国の見方 ② 日本は「米国の威を借り」 尖閣“国有化”を進める(2012.08.01)
- 2506 中国は見る(1339) 野田首相 「自衛隊を尖閣に出動」 発言 (2012.07.29)
- 2505 中国は見る(1338) 日本 尖閣“国有化”の方針 (13) 丹羽中国大使 9月に更迭(2012.07.28)
- 2504 中国は見る(1337) オスプレイ 日本搬入 全国規模で反発必至 (下) オスプレイを 配備する最大の目的は、尖閣防衛支援(2012.07.27)
Comments