ただ、中国の
北京の日本大使館前では15日、中国の「中国民間保釣連合会」と香港や台湾の活動家も参加する「世界華人保釣連盟」のメンバーら30人前後がデモ行進した。リーダー格の男性が野田首相あての抗議文を読み上げて、カミソリを手に持ち、「これで野田首相は腹を切れ」と話して封筒に入れた。その後、メンバーは「釣魚島(尖閣の中国名)は中国のものだ」「琉球は中国のものだ」とスローガンを叫んだ。
ただ、公安当局は、沿道の市民が加わって抗議行動が拡大するのを防ごうと、警官100人以上を動員し、大使館前を歩く通行人に「立ち止まるな」と指示して人々が集まるのを阻止した。抗議活動も混乱はなく、30分で終了した。