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香港の船 台湾から尖閣を目指す
8月14日 21時25分

香港の船 台湾から尖閣を目指す
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沖縄県の尖閣諸島への上陸を目指している香港の民間団体の船は、台湾の沿岸を北上し、台湾北部に向かっていて、食料を補給したあと、尖閣諸島に向けて出発したいとしています。

沖縄県の尖閣諸島を中国の領土だと主張している香港の民間団体のメンバーなど14人が乗った漁船は、現在、台湾の西側の沿岸を北に航行しています。
この団体によりますと、船は、日本時間15日午前2時ごろに台湾北部の基隆の沖合で食料の補給を受ける予定です。その後、尖閣諸島に向かい、早ければ15日昼ごろに尖閣諸島周辺の海域に到着するとしています。
これに対し、台湾の海上警備当局は、香港の民間団体の船に台湾の沿岸の海域から出ていくよう警告するとともに巡視船による監視を続けています。この背景には、日本との摩擦は避けたいという台湾当局の思惑があるものとみられます。
一方、同じように尖閣諸島への上陸を目指し、香港の船と合流する計画だった台湾の民間団体は、船の出港を断念しました。
その理由について、団体のメンバーは「借り上げる船の船長に迷惑がかかると思い、断念した」などと説明し、台湾の当局からやめるよう圧力があったという考えを示しています。

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